バヌアツ旅行準備ガイド|ビザ・通貨・SIM・持ち物・国内移動を解説
バヌアツ旅行を考え始めると、観光地以外にも気になることが増えてきます。

日本人はビザが必要?
現金はいくら持っていけばいい?
スマホやインターネットは使える?
タンナ島やエスピリトゥサント島にはどうやって行く?…
特にバヌアツは、首都ポートビラのあるエファテ島と離島では、交通や通信、現金の使いやすさがかなり違います。
旅行前に基本だけ押さえておけば、現地で困る場面をかなり減らせるでしょう。
この記事では、初めてバヌアツを旅行する人に向けて、ビザ、通貨、SIM・通信、国内移動、コンセント、持ち物、健康・安全対策までまとめます。

どの島へ行くかまだ決まっていない人は、先に「バヌアツ観光おすすめスポット12選|火山・絶景・文化を島別に紹介」を読むと旅程を考えやすいです。

バヌアツ旅行の基本情報

まず、旅行前に知っておきたい基本情報をまとめます。
| 項目 | 基本情報 |
|---|---|
| 通貨 | バツ(Vatu / VUV) |
| 日本との時差 | 日本より2時間進んでいる |
| 公用語 | ビスラマ語・英語・フランス語 |
| 日本国籍の観光入国 | 条件を満たせば事前のビザ申請不要 |
| 観光目的の滞在 | 最長120日 |
| 主な通信会社 | Vodafone・Digicel |
| ATM | エファテ島・エスピリトゥサント島のみ |
| 島間移動 | 国内線・船など |
| 電源 | 230V・50Hz、オーストラリア式コンセント |
日本はバヌアツのビザ免除対象国に含まれています。
一方で、ATMや通信、交通などは島によって条件がかなり変わります。
日本人はバヌアツ旅行にビザが必要?

日本国籍は、バヌアツのビザ免除対象国に含まれています。
観光目的で入国条件を満たしていれば、事前に観光ビザを申請する必要はなく、到着時に手続きを行えます。
現在のバヌアツ移民局の案内では、観光目的で認められる滞在期間は最長120日です。
入国時には、バヌアツから出国する航空券や、滞在中の費用をまかなえることなどが条件になります。
また、バヌアツ政府観光局は、パスポートについて「予定している滞在終了後も6か月以上の有効期間」を確保するよう案内しています。

旅行前には、「パスポートの残存期間」「帰国または第三国へ出国する航空券」を必ず確認しておきましょう。
YouTubeや映像制作をする場合は観光旅行と分けて考える

ここは、動画を撮影する人には特に重要です。
バヌアツの観光目的の入国では、商業活動・雇用・ビジネス活動は認められていません。
さらに、Vanuatu Cultural Centreは、外国人による映像・写真・音声などのメディア制作について、Production Permitの対象になると案内しています。
バヌアツ政府のeVisaでも、映画制作やその他のメディア活動について、Vanuatu Cultural Centreの許可を得たうえで利用する「Social Exchange Visa」が案内されています。

つまり、YouTubeなど制作を目的として本格的な撮影を行う場合は、「観光ビザで入って普通に撮影すればいい」と自己判断しないほうがいいです。
渡航前にVanuatu Cultural CentreとVanuatu Immigrationの両方へ、自分の撮影内容を伝えて必要な手続きを確認しましょう。
ドローンを使用する場合も、Vanuatu Tourism Officeは事前の登録・飛行許可が必要と案内しています。
バヌアツの通貨は「バツ」

バヌアツの通貨は「Vatu(バツ)」です。
通貨コードはVUVで、現地では「VT」と表示されることもあります。
ポートビラやルーガンビルでは、ホテルやレストランなどでクレジットカードを使える場所があります。
ただし、バヌアツ旅行を「カードだけ」で乗り切ろうとするのはおすすめしません。
市場、小さな店、観光地の入場料、離島などでは現金が必要になる場面が多々あります。
離島へ行く前に現金を用意する

ここは覚えておきたいです。
Vanuatu Tourism Officeによると、ATMがあるのはエファテ島とエスピリトゥサント島です。
タンナ島を含むその他の島へ行く場合は、出発前に必要な現金を用意するよう案内されています。
- エファテ島・サント島=ATMあり
- タンナ島・その他の島=出発前に現金を準備
つまり、ポートビラやルーガンビルにいる間に、宿泊費、食事、送迎、観光地の入場料などを考えて現金を準備しましょう。
大きな紙幣だけではお釣りを出せないこともあるので、小額紙幣もあると便利です。
バヌアツでSIMやインターネットは使える?

バヌアツの主な通信会社は「Vodafone」と「Digicel」です。
両社ともポートビラ国際空港にブースがあり、ポートビラやルーガンビルにも店舗があります。
旅行者向けのSIMプランも販売されています。
離島では通信できないこともある

ポートビラでは、ホテルやカフェなどでWi-Fiを利用できる場所があります。
一方で、離島になるほど通信環境は不安定になります。
場所によってVodafoneのほうがつながりやすかったり、Digicelのほうがつながりやすかったりするため、Vanuatu Tourism Officeは遠隔地へ行く場合には両社のSIMを検討する方法も紹介しています。
さらに離島では、「インターネットが弱い」というだけではありません。
場所によっては電気自体がなかったり、利用できる時間が限られていたりします。
動画や写真を大量に撮影する場合は、現地でクラウドへ全部アップロードする前提ではなく、SDカードやSSDなどへ保存できる体制も用意しておいたほうが安心でしょう。
バヌアツ国内はどうやって移動する?

バヌアツ旅行で少し難しいのが「島と島の移動」です。
バヌアツには83の島があり、島同士が道路でつながっているわけではありません。
観光で主要な島を移動する場合は、国内線が重要になります。
2026年9月現在、Air Vanuatuは国内線の運航スケジュールを公式サイトで公開しています。
ただし、運航曜日や時間は変わる可能性があります。
旅行を組むときは、古いブログの時刻表ではなく、予約時と出発前の両方で最新の運航状況を確認しましょう。

島の位置関係については、「バヌアツの地理と島|83の島・6つの州・主要な島をわかりやすく解説」で詳しく紹介しています。

エファテ島からタンナ島・エスピリトゥサント島へ
初めてのバヌアツ旅行で利用する可能性が高いのが、
- エファテ島→タンナ島
- エファテ島→エスピリトゥサント島
という移動です。
主要な島への移動は飛行機が中心で、その他の島ではフェリー、貨物船、小型船などが利用される場合もあります。
島の中ではバス・タクシー・送迎を使う

エファテ島とエスピリトゥサント島では、バスやタクシーを利用できます。
ただし、エスピリトゥサント島ではバスが少なく、Vanuatu Tourism Officeはタクシーの利用も案内しています。
タンナ島やその他の島では、宿泊施設を通して送迎を手配する方法が基本になります。
ポートビラの「バス」は日本の路線バスと違う
ポートビラのバスは、日本でイメージする路線バスとは少し違います。
決まったルートと時刻表を走る大型バスではなく、乗り合いのミニバンが中心です。
道路沿いで合図して乗り、運転手に行き先を伝える仕組みになっています。
タクシーを利用する場合は、乗車前に料金を確認しておくと安心です。

支払い用に小額の現金も用意しておきましょう。
国内線を使うなら旅程に余裕を持たせる

複数の島を旅行するなら、予定を詰め込みすぎないほうがいいです。
バヌアツの国内交通は、天候や運航状況によって変更されることがあります。
Vanuatu Tourism Officeも、島を移動したあと国際線へ乗る場合は、余裕を持った旅程を組むよう案内しています。
可能であれば、国際線に乗る前日はエファテ島へ戻っておくくらいの余裕を持たせると安心でしょう。
バヌアツのコンセントと充電

バヌアツでは、オーストラリア式のコンセントが使われています。
電源は230V・50Hzです。
日本のスマートフォンやパソコンの充電器には「100〜240V」に対応している製品が多いですが、必ず充電器の表示を確認しましょう。
そして離島へ行くなら、宿によっては太陽光発電や発電機を利用していて、電気を使える時間が限定される場合があります。

スマートフォンやカメラを多く使う人は、モバイルバッテリーや予備バッテリーを用意しておきましょう。
バヌアツ旅行に持っていきたいもの

一般的な海外旅行用品に加えて、バヌアツでは「離島や自然の中でも困らない準備」を意識したいです。
特に用意しておきたいのは…
- 現金/小額紙幣
- 虫よけ
- 日焼け止め
- 帽子
- 常備薬
- 歩きやすい靴
- 軽い雨具
- 防水バッグ
- ヘッドライト
- 変換プラグ
- モバイルバッテリー
- カメラの予備バッテリー
- 予備のSDカードなど
自分の旅行スタイルに合わせて必要なものを揃えておきましょう!
というのも、離島では、ATM、店、電気、医療などのインフラが限られています。
Vanuatu Tourism Officeも、離島へ向かう前に現金、虫よけ、救急用品、必要な薬、予備バッテリーなどを準備するよう案内しています。

そのため「現地で必要になったら買えばいい」という考え方よりも、「なくなると困るものは主要な島にいる間に揃える」くらいで考えておくといいでしょう。
バヌアツ旅行の健康・安全対策

バヌアツでは、蚊への対策もしておきたいです。
日本の外務省は、バヌアツをマラリアやデング熱など蚊が媒介する感染症に注意が必要な地域として案内しており、虫よけの使用や肌の露出を減らす対策を勧めています。
マラリア予防薬や予防接種が必要かどうかは、滞在する島や期間、旅行内容によって変わります。
出発前に外務省や厚生労働省検疫所の最新情報を確認し、必要に応じてトラベルクリニックなどで相談しましょう。

僕は今回、マラリア予防薬は服用せず、追加の予防接種も受けませんでしたが、虫除け対策はしっかりしていきました!!
水道水は飲めるの?

バヌアツ政府観光局によると、都市部の水道水は飲用できると案内されています。
ただし、海外の水に慣れていない人や、お腹が敏感な人は、ペットボトルの水を利用するほうが安心でしょう。
特に注意したいのが離島です。
離島では飲料水の入手が限られる場合があり、政府観光局もポートビラやルーガンビルでペットボトルの水を購入してから向かうことを勧めています。
また、離島の村などでは雨水を利用する場合もあります。
長時間のハイキングなどでは、現地の水をそのまま飲まず、煮沸するよう政府観光局も案内しています。
海外旅行保険も確認しておく

医療体制は、主にポートビラとルーガンビルに集中しています。
離島では小規模な診療所しかない場合があり、重い病気やケガではポートビラ、ルーガンビル、さらにオーストラリアやニュージーランドなどへの医療搬送が必要になる可能性があります。
ダイビング、トレッキング、火山観光などを予定している場合は、それらのアクティビティが補償対象になっているかも確認しましょう。

僕が海外を旅するときに使っているのは「SafetyWing」です。
長期旅行やノマド向けに使いやすく、料金も比較的抑えやすいので、僕は海外に出るときによく使っています。

まとめ|バヌアツ旅行は「離島へ行く前の準備」が大切
バヌアツ旅行は、ポートビラだけを旅行する場合と、タンナ島やさらに離れた島まで行く場合では、必要な準備が変わります。
日本国籍なら、条件を満たした観光目的の渡航では事前のビザ申請は不要です。
通貨はバツで、離島へ行く前には現金を準備しておきます。
通信にはVodafoneやDigicelを利用できますが、離島では電波だけではなく電気そのものが限られる場合があります。
そして島をまたいで旅行するなら、国内線の最新情報を確認し、余裕を持った旅程を組みましょう。
すべてを完璧に準備してから出発する必要はありません。
ただ、「離島では、日本と同じように必要なものがいつでも手に入るわけではない」という前提だけ持っておくと、かなり旅がしやすくなります。
準備ができたら、「バヌアツ観光おすすめスポット12選|火山・絶景・文化を島別に紹介」から、実際に訪れる島と観光スポットを決めていきましょう!!


