バヌアツ観光おすすめスポット12選|火山・絶景・文化を島別に紹介
バヌアツには83の島があり、火山、透明度の高い海、ブルーホール、伝統文化、第二次世界大戦の遺跡など、島によってまったく違う景色があります。
とはいえ、初めてバヌアツを調べると、

「結局、どの島へ行けばいいの?」
となりますよね。
最初に覚えておきたいのは、「エファテ島」「タンナ島」「エスピリトゥサント島」の3つです。
首都ポートビラがあるエファテ島。
活火山とKastom文化で知られるタンナ島。
美しいビーチやブルーホール、沈没船ダイビングで知られるエスピリトゥサント島。
この3島を中心に考えると、初めてのバヌアツ旅行もかなり組み立てやすくなります。
この記事では、バヌアツを初めて旅する人に向けて、代表的な観光スポットを島別に紹介します。

そもそもバヌアツがどんな国なのか知りたい人は、『バヌアツとはどんな国?』から読むと全体像が分かります

バヌアツ観光でまず覚えたい3つの島

バヌアツにはたくさんの島がありますが、最初から83島すべてを覚える必要はありません。
観光目的なら、まずこの3島から考えると分かりやすいです。
| 島 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| エファテ島 | 首都・滝・ラグーン・市場・世界遺産 | 初めてバヌアツへ行く人 |
| タンナ島 | 活火山・青の洞窟・Kastom文化 | 冒険や文化体験が好きな人 |
| エスピリトゥサント島 | ビーチ・ブルーホール・ダイビング・戦争遺跡 | 海や自然を満喫したい人 |
エファテ島だけでも、バヌアツらしい自然や暮らしに触れられます。
ただ、時間が取れるならタンナ島やエスピリトゥサント島まで足を延ばすと、バヌアツの多様さがさらに見えてきます。


島の位置関係や6つの州については、『バヌアツの地理と島|83の島・6つの州・主要な島をわかりやすく解説』で詳しく紹介しています

エファテ島のおすすめ観光スポット

エファテ島は、バヌアツの首都ポートビラがある島です。
国際線でバヌアツを訪れる人にとって、旅の入口になることが多いでしょう。
自然だけではなく、市場や文化、世界遺産まで楽しめるため、初めてのバヌアツ旅行にも向いています。
1. ブルーラグーン(Blue Lagoon)|エファテ島を代表する天然プール

エファテ島の人気スポットの一つが「ブルーラグーン」です。
ポートビラ中心部から車で約45分。
緑に囲まれたラグーンには青く澄んだ水が広がり、泳いだり、ロープスイングから水へ飛び込んだりして楽しめます。
週末は地元の人たちでもにぎわうため、比較的静かに過ごしたいなら平日を選ぶのもいいでしょう。
なお、「ブルーラグーン」と「ブルーホール」は混同しやすいので注意が必要です。
ブルーラグーンはエファテ島。
有名な複数のブルーホールがあるのは、主にエスピリトゥサント島です。
2. メレ・カスケード(Mele Cascades)|ジャングルの中にある滝

ポートビラから比較的アクセスしやすい自然スポットが「メレ・カスケード」です。
市内から車で15〜20分ほどの場所にあり、熱帯の森を歩いた先に滝と天然のプールがあります。
滝を見るだけではなく、水に入って遊べるのも魅力です。
足元が滑りやすい場所もあるため、濡れても歩きやすい靴があると安心でしょう。

「南太平洋の島」というと海を想像しやすいですが、バヌアツでは滝や熱帯の森も楽しめます。
3. ポートビラ・マーケット|バヌアツの日常を感じられる市場

観光名所だけではなく、現地の暮らしも見たいなら「ポートビラ・マーケット」へ行ってみたいところです。
市場には、バヌアツ各地から運ばれてきた野菜や果物、食材などが並びます。
地元料理を食べられる店もあり、Lap LapやSimboroなど、バヌアツ料理に触れる入口にもなります。
リゾートだけでは分からない「普段のバヌアツ」を感じられる場所です。

バヌアツ料理については『バヌアツの伝統料理・グルメ』で詳しく紹介しています。

4. Chief Roi Mata’s Domain|バヌアツ初の世界遺産

歴史や文化に興味があるなら、「Chief Roi Mata’s Domain」も外せません。
2008年に世界文化遺産へ登録された、バヌアツ初の世界遺産です。

約400年前に生きたとされる首長Roi Mataに関係する、エファテ島、レレパ島、アルトク島の3つの場所から構成されています。

遺跡を見る場所というより、バヌアツの伝統文化そのものを体験する世界遺産ですね
単なる遺跡ではありません。
Roi Mataにまつわる伝承や、現在まで続くKastom、Tabuの考え方とも深くつながっています。
KastomやTabuについては、『バヌアツの文化と暮らし|Kastom・Kava・Nakamalをわかりやすく解説』で詳しく紹介しています。

タンナ島のおすすめ観光スポット

タンナ島の大きな魅力は、活火山とKastom文化です。
エファテ島とはまったく違うバヌアツを見ることができます。
5. ヤスール火山(Mount Yasur)|火口近くまで行ける活火山

タンナ島を代表する場所が「ヤスール火山」です。
現在も活動を続ける活火山で、世界でも火口付近までアクセスしやすい火山として知られています。
- 火口から立ち上る噴煙。
- 地面に響く噴火音。
- 暗くなると見える赤く光る噴火。
タンナ島を象徴する景色の一つです。
ただし、ヤスール火山は現在も活動中です。
火山活動によって立ち入り可能な範囲が変わるため、訪問時には最新の警戒情報を確認しましょう。
火山は「観光スポット」である前に、本物の活火山です。
現地ガイドや係員の指示には必ず従う必要があります。
6. ブルーケーブ(Blue Cave)|海から入る青い洞窟

タンナ島には、海側にも印象的な自然があります。
その代表が「ブルーケーブ」です。
海沿いにある大きな洞窟で、内部に入ると天井の穴から太陽の光が差し込み、水面が青く輝きます。
潮位によって入口の状況が変わり、満潮時には短い距離を潜って入る場合もあります。
海が荒れている日はツアーが催行されないこともあるため、現地の事業者に確認して訪れましょう。
ヤスール火山とはまったく違う、「海のタンナ島」を感じられる場所です。
7. Kastom Village|現在も続く文化に触れる

タンナ島を訪れるなら、自然だけではなくKastom文化にも触れておきたいです。
島内には、旅行者を受け入れているKastom Villageがあります。
村によって内容は異なりますが、伝統的な食文化、踊り、植物の利用、村での暮らしなどを現地の人から学べます。
ここで意識したいのは、「昔の文化を見学するテーマパーク」ではないということです。
Kastomは、現在のバヌアツでも続いている文化です。
写真や動画を撮影するときも、まず現地の人やガイドへ確認しましょう。
8. Port Resolution|火山島らしい景色が広がる海辺

タンナ島東部にある「Port Resolution」も、タンナ島らしい景色を感じられる場所です。
白砂や黒砂のビーチ、温泉などがあり、火山島ならではの地形を見ることができます。
ヤスール火山の近くにあり、火山と南太平洋の海という、タンナ島の二つの顔を同時に感じられる地域です。
タンナ島は「ヤスール火山だけ見て帰る」と少しもったいないです。
時間が取れるなら、ブルーケーブやKastom Village、Port Resolutionまで含めて島全体を見ていくと、タンナ島の面白さがより分かるでしょう。
エスピリトゥサント島のおすすめ観光スポット

エスピリトゥサント島は、バヌアツ最大の島です。
美しいビーチやブルーホールだけではなく、第二次世界大戦の歴史も残されています。
海やダイビングが好きな人には、特に魅力の大きい島でしょう。
9. Champagne Beach|バヌアツを代表する白砂のビーチ

エスピリトゥサント島を代表する景色の一つが「Champagne Beach」です。
白い砂浜と透明度の高い海で知られています。
名前の由来にもなっているのが、干潮時などに水中から見られる細かな泡です。
海水浴やシュノーケリングをしながら、ゆっくり過ごせる場所です。
「南太平洋のビーチ」をイメージしてバヌアツへ行くなら、かなり象徴的な景色でしょう。
10. ブルーホール(Blue Holes)|信じられないほど青い天然の泉

エスピリトゥサント島には、複数のブルーホールがあります。
代表的なのが、Matevulu Blue Hole、Riri Blue Hole、Nanda Blue Holeです。
それぞれ場所や雰囲気が異なります。
泳いだり、ロープスイングを楽しんだり、川をカヌーやカヤックで進んで向かえるブルーホールもあります。

エファテ島のブルーラグーンとはまた違う景色です。

エスピリトゥサント島を訪れるなら、ブルーホールは旅程に入れたい場所の一つでしょう。
11. SS President Coolidge|世界的に知られる沈没船ダイビング

ダイビングをする人にとって、エスピリトゥサント島で特に知られている場所が「SS President Coolidge」です。
もともとは大型客船でしたが、第二次世界大戦中には米軍の輸送船として使用されました。
1942年、エスピリトゥサント島沖で機雷に接触し沈没しています。
現在も巨大な船体が海中に残り、世界的に知られる沈没船ダイビングスポットになっています。

ただ沈没船を見るだけではありません。
バヌアツが第二次世界大戦でどのような場所だったのかを知ると、この場所の見え方も変わります。

第二次世界大戦を含むバヌアツの歴史については、『バヌアツ3000年の歴史|ラピタ文化から1980年の独立まで』で詳しく紹介しています。

12. Million Dollar Point|海に沈む大量の軍需物資

もう一つ、第二次世界大戦の歴史を感じられる場所が「Million Dollar Point」です。
戦後、米軍が使用していた車両や機械など、大量の軍需物資が海へ投棄されました。
現在も海中には、その残骸が残っています。
シュノーケリングやダイビングで見ることができ、「なぜ南太平洋の海に軍用車両や機械が沈んでいるのか」という疑問から、バヌアツの戦争史にもつながっていきます。
Champagne Beachやブルーホールの美しい自然。
SS President CoolidgeやMillion Dollar Pointの戦争遺跡。
この二つが同じ島に存在しているのが、エスピリトゥサント島の面白さです。
結局、初めてのバヌアツ旅行ならどの島がおすすめ?

初めてなら、まずエファテ島を拠点に考えるのが分かりやすいです。
ポートビラを中心に、ブルーラグーン、メレ・カスケード、市場などを巡るだけでも、自然と暮らしの両方に触れられます。
そこから、何を見たいかで次の島を選びましょう。
「活火山とKastom文化を見たい」ならタンナ島。
「美しい海、ブルーホール、ダイビングを楽しみたい」ならエスピリトゥサント島です。
つまり、「有名な場所を全部回る」というより、「自分はバヌアツで何を見たいのか」から島を選ぶほうが旅程を組みやすいです。
バヌアツ観光は何日必要?

旅程は国内線の運航状況によって大きく変わるため、「○日あれば十分」とは言い切れません。
目安として考えるなら、エファテ島だけなら3〜4日程度。
エファテ島とタンナ島なら5〜7日程度。
さらにエスピリトゥサント島まで加えるなら、7〜10日以上あると組みやすくなります。
ただし、この日数はあくまで目安です。
バヌアツでは島と島の移動が、日本の都市間移動のように自由に組めるとは限りません。
島をまたぐ旅程では、国内線の運航状況を確認し、余裕を持った日程を組みましょう。
バヌアツ観光で知っておきたいこと

バヌアツを旅するなら、ある程度の現金を用意しておいたほうが安心です。
島の観光スポットでは入場料を現金で支払う場所があり、市場でも現金が基本になります。
また、村やKastomに関係する場所では、その土地ごとのルールを尊重しましょう。
「撮影していいのか」
「ここに入っていいのか」
分からない場合は、先に現地の人やガイドへ確認するのが一番です。
火山、海、天候、国内交通などの状況も変わります。
旅行直前には、各施設やツアー会社、公的機関の最新情報を確認しましょう。

ビザ、通貨、通信、持ち物、国内移動については『バヌアツ旅行準備ガイド』で詳しくまとめています。
まとめ|バヌアツは「どの島へ行くか」で旅が変わる
バヌアツ観光では、まず「どの島へ行くか」を決めると、旅のイメージがつかみやすくなります。
初めてのバヌアツなら、首都ポートビラがあるエファテ島。
活火山やKastom文化を体験したいなら、タンナ島。
美しい海やブルーホール、ダイビングを楽しみたいなら、エスピリトゥサント島。
同じバヌアツでも、島が変われば景色も文化も、できる体験も大きく変わります。
だからこそ、「有名な観光地を全部回る」よりも、
「バヌアツで何を見たいのか」を先に決めるのがおすすめです。
見たいものが決まれば、行く島も自然に決まってきます。

