世界一周ルートの決め方ガイド【おすすめのルート〜予算計画などポイントを徹底解説!】
これからバックパックで世界一周に行く予定だけど、ルートがなかなか決まらない…
西回りとか東周りってあるけど、どっちがおすすめなの?
航空券の価格も変動するから、できるだけ安い時期に行けるようにルートを組みたいな…
他にも治安やビザ、移動手段、予算とか諸々あるし…
誰かルートの決め方を教えてください!
本日はこういったお悩みにお答えします。
大前提として、世界一周のルートや旅の形は十人十色です。
世界は196カ国と広大ですから、自由に旅をすればいいんです….と、言いたいところですが、予算の関係もあるのでノープランで適当に旅するわけには行きませんよね。
そのため本記事では予算に合わせたルート設計方法から効率的で満足度の高い世界一周ルートを作るためのポイントを徹底解説します。
- 世界一周ルートの決め方がわかる
- 明確な予算の決め方がわかる
- 節約Tipsを知れる
- 世界一周ルート作成に役立つアプリやサイトを知れる
そもそも、世界一周の定義ってなに?
一般的な世界一周の定義は下記の通り。
世界一周とは、太平洋と大西洋を各々1回ずつ渡って世界を一周する旅行のこと。
つまり、海を渡って地球をぐるりと一周できればいいと言う意味なので、ヨーロッパの国とアメリカに行って帰ってきても世界一周になります。
そのため、何カ国以上旅をしないといけないとか、全大陸に足をつけないといけないなんてことはないので、上記のポイントさえ押さえておけば後は自由というわけです。
ただ、「西回り」か「東回り」という違いはあるので、そこも押さえておきましょう!
西回り・東回りの違いは?メリットとデメリットを解説
西回りと東回りのルートは、最初のスタートを西に行くか、東に行くかの違いです。
西回り:日本→アジア→中東→ヨーロッパ・アフリカ大陸→アメリカ大陸→日本
東回り:日本→アメリカ大陸→ヨーロッパ・アフリカ大陸→中東→アジア→日本
それぞれのルートの特徴とメリット・デメリットを解説していきます!
西回りのメリット・デメリット
- 時差の少ない国から始まるので身体の負担が少ない
- タイに訪れる場合は、日本よりも格安で予防接種を受けることができる
- 東南アジアは旅人が多いので、日本人に会いやすい
- 比較的治安もいいので海外慣れさせるのにピッタリ
- 旅の終盤にかけて物価が上がるので、金銭的な不安に繋がる
多くの旅人は基本的に「西回り」で旅を始める人は多いです。
特に海外に慣れていない初心者バックパッカーの場合は、序盤から南米へ行くと危機管理能力が低く、ぼったくりや窃盗などのトラブルに遭った際のダメージがデカいです…
そのため、比較的治安の良い東南アジアでまずは慣れてから旅をしていくのがおすすめです。
また、「語学の壁」は旅をかなり不安にさせる場面もあるので、中にはフィリピン短期留学に行って英語慣れしてから行く人もいます。
実際、英語は話せた方がメリットしかありませんからね!
東回りのメリット・デメリット
- 旅の終盤が物価の安いアジアなので、金銭的な不安が少ない
- 西回り勢の旅人と出会う機会があるので、各地の情報を得やすい
- 旅開始すぐに絶景を見れる機会が多い
- 同じルートの旅人が少ない
- 言語の壁が大きい(英語ネイティブ/スペイン語またはポルトガル語)
- 治安面で不安がある
- 資金が少ないと、セーブしすぎて楽しめないかもしれない
西回りに比べて、東回りは旅上級者向けの回り方だと思います。
なぜなら、治安や言語面での不安要素が多く、旅慣れしていない場合はトラブルに遭う確率が上がってしまう上、序盤から節約旅をしないといけないのが意外と大変だからです。
ただ、いきなり大自然や文化の絶景を見れるスポットがあるので感動は大きい!
また、旅終盤にかけて物価が下がってくるので金銭的なストレスが途中から無くなるのも良いところです。
結論、どっちがおすすめなのか?
旅慣れしていないなら『西回り』を選んだ方が良いです。
東回りで旅の初めに訪れる可能性が高い南米は、実際に旅を経験した上でも場所によっては、治安面と語学面で不安は大きいと感じる地域です。
西回りで体も心も海外旅に慣らしてから、終盤に南米を訪れた方が不安も軽減されてると思いますし、危機管理もできるのでより安全に楽しく旅ができると思います。
また、アフリカや南米に行くなら予防接種等も必要ですので、西回りで東南アジアのタイに立ち寄ればその費用の節約も可能です。
実際、ほとんどの旅人が西回りで世界一周をしているので初心者は無難を選んだ方がいいでしょう。
世界一周ルートおすすめの決め方
ルートは「西回り」か「東回り」かを決めたら大体のルートは決まります。
大まかな流れは下記の通り。
まず初めにルートを決めることで、第一カ国目がスムーズに決まりますよ!
旅のテーマを決めるのもおすすめ!
例えば、
・世界の絶景を巡る旅
・アフリカメインで旅をする
・インドは一周したい
・陸路縦断で行く など…
テーマを決めるといきたい国も絞りやすいですよ!
ビザの有無や期間、入国条件等
基本的には航空券の価格やルートを考慮して作成
各サイトを駆使して作成する
この作成時のポイントは主に3点あります。
- ビザ情報や入国条件の確認
- ベストシーズン・時期
- 予算
それぞれポイントを詳しく解説していきます。
ビザの有無
行きたい国や行く恐れのある国は、すべてビザ情報や入国条件を確認しておきましょう。
国によっては事前申請が必要な場合もあるし、ノービザ滞在日数も決まっているので、ビザ次第で旅のスケジュールが大きく変わります。
例えば、下記のような国もあるので注意してください。
- 空港乗り継ぎでもトランジェットビザが必要
- アライバルビザがあるけど、一部空港では発行していない
- 空路入国は可能だが、陸路入国は無理
- 陸路入国は可能だが、車でのみ可能
など…
また、アフリカ及び中南米の特定地域は黄熱病の流行地域となっているため、入国時に黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)を要求されるので、渡航予定の人は絶対に接種しておきましょう!
国内で予防接種すると高額なので西回りならタイの「スネークファーム」が安いのでおすすめです。
また、基本的に海外のどの国でも入国条件に出国チケットの提示が記載されていますが、この確認は国や航空会社によってかなり差があります。
世界一周する人の中には、「航空券はあまり早くから予約したくない」と言う人も多いと思うので、そういった人はダミーチケットで対応するといいでしょう!
ベストシーズン・時期
まずはシンプルに自分がいきたい国や地域、行事を書き出しましょう!
特にお祭や行事は時期と日付、大自然のスポットはベストシーズンをセットでまとめておくべきです。
下記は世界一周者に人気があるお祭りの一例ですが、これらはあらかじめ開催日が決まっているので、1日でも訪問日をずれてしまうと水の泡になるので、確認必須項目です。
- 水掛け祭り(東南アジア/4月)
- コムローイ(タイ/11月)
- ホイアン・ランタン祭り(満月の夜/旧暦の14日)
- 死者の日(メキシコ/11月)
- トマティーナ(スペイン/8月)
- オクトーバーフェスト(ドイツ/9月中旬~10月上旬)
- リオのカーニバル(ブラジル/2月 or 3月)
また、ウユニ塩湖や各国の滝、山岳は雨季・寒気・冬季など季節によっては、全然見応えがないという場合もあるので、優先順位の高い方を見れるスケジュールを組んでいきましょう!
予算
ある程度いきたい国やルートが決まったら一度予算を出してみましょう。
予算を明確にするために下記のサイトを参考にしてみてください!
- 航空券:Sky scanner
- ヨーロッパのバス・電車:omio
- 長距離バス・電車移動:12Go
- ホテル:Agoda/Expedia
- 観光地やツアー:ネットで情報収集
- ビザ関連:ネットで情報収集
- 生活費:現地の物価などから計算
ここでのポイントは、3つ。
- ヨーロッパの交通は早めの予約がお得
- アジアは直近でも意外といける
- 航空券は基本2~3ヶ月前までに予約
ヨーロッパの交通は、日にちが近づくにつれて高くなりますので、早めに予約したほうが絶対にお得になります。(直前とは数倍跳ね上がることも!?)
また、航空券も同様で2~3ヶ月前には予約しておいた方が変動によるリスクを減らせます。
逆に東南アジアなどの移動で利用する長距離バスなどは、いつ予約しても大きな変動はないので、12Goの価格で予算を考えておくといいでしょう。
予算をある程度算出できたら、自分の予定予算と照らし合わせながら、調整してみてください!
予算管理には「Trabee Pocket」がおすすめ!
下記の写真のように今後の旅行予算計画を立て、家計簿のように支出を記録する事ができるので資金管理にとても便利です。
よくある質問
ルート編成におすすめのアプリはありますか?
ルート編成にはGoogleマップの「マイマップ」をオススメします。
好きな場所にピンを置いたり、線を引いたり、メモを残しておくことができるので、世界一周の旅程をメモしておくアプリとして役に立ちます。
Googleマップから作成できるのでチェックしてみてください!
世界一周予算の節約方法はありますか?
結論、世界一周の予算を節約するためには、予算の大部分を占める航空券などの移動費とホテルの宿泊費の削減が一番有効です。
例えば、航空券であればANAやJALなどの大手航空会社ではなく、格安航空(LCC)にするのはもちろん、陸路移動できるならバスや電車で時間をかけて移動すると費用はかなり節約できると思います。
また、移動を夜にすると、その分宿代が浮きます。
他にもおすすめはしませんが、突き詰めたいなら野宿とか空港泊もでも節約は可能です。
Sleeping in airportというサイトを利用すれば、世界中の空港で「空港泊が可能か?」を紹介してくれているので貧乏旅にはありがたいサイトです。
他にも世界一周に役立つサイトやアプリは下記の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください!
航空券を安く取る方法はありますか?
航空券は日々変動しているので「〇〇の日が安い!」なんてわかる人はいません。
ただ、世界一周の場合は自由にルートを決めることができるのでタイミングや調べ方次第では、安く航空券をGETできると思います。
基本的には、skyscannerの一括検索を利用して早めに予約するのが無難です。
詳しい情報は、下記の記事を参考にしてみてください!
ちょっとグレーな手法ですが、半額以下でフライトできる方法も紹介しておきました。
各地域や国の航空券が安くなる時期を教えてください!
航空券を安くGETしたいなら、「繁忙期」や「ピーク期」と呼ばれる時期を避け、オフシーズンを狙うのが最も手っ取り早いです。
例えば、世界的に人気の行事は、世界中の観光客が一気に押し寄せてくるので、航空券はもちろん、宿泊先も価格が上昇しますが、寒気や人気行事がなければ価格は下がるのでこのオフシーズンを狙うのがおすすめです!
各地域の航空券のシーズンを一覧でまとめてみましたので参考にしてみてくだい!
当サイト作成!初心者向けのおすすめの世界一周ルート
僕は2023年に世界一周を東周りで達成しましたが、その経験を元に過去の自分にルートを提案するならと仮定してルートを作ってみました。(初心者向け)
1つの参考にしてみてください。
(主にアジア・ヨーロッパメインの西回りルート)
- 日本
- 韓国or台湾
- フィリピン・セブ留学
- ベトナム縦断(ハノイ〜ホーチミン)
- カンボジア(プノンペン〜バッタンバン)
- タイ・バンコク
- インド
- アラブ首長国連邦
- エジプト
- トルコ〜ヨーロッパ周遊
- アメリカ
- 日本
このプランなら最低10カ国〜16カ国ほど旅をすることが可能です。
バンコクまでは旅慣れさせるための旅をして、東南アジアをメインに周遊して、中東・ヨーロッパ・アメリカと主にアジア・ヨーロッパメインの西回りルートの世界一周になります。
今回はアフリカはエジプトのみ、南米はあえて入れていません。
理由は治安もそうですが、今は円安の影響もあって長期の旅は金銭的にも負担になる恐れがあるので、アジア圏で存分に楽しみつつ、ヨーロッパ・アメリカで先進国を感じる旅をしてみればいいかなと思います。
ぶっちゃけ、世界一周のルートって旅人のポケットマネー次第なところがあるので、あまり節約旅すぎても楽しくないので、自分が楽しめるプランを考えてみるのがいいと思います!
まとめ!
いかがでしたでしょうか?
冒頭でもお伝えした通り、世界一周のルートは人それぞれ、だからこそその人の個性や性格が出るものだと思っています。
- 人気観光地を巡る旅
- 刺激が欲しくディープな街を巡る旅
- 世界各国のお祭りや行事を巡る旅
- 世界の絶景を巡る旅
- 〇〇大陸メインで巡る旅
など…
いろんな世界一周はあります!
自分の予算やスケジュールに合わせて、紹介したポイントを参考に自分が最高に楽しめる世界一周ルートを作成してみてください!!
この記事が参考になれば幸いです!