世界一周出発前に必要な公的手続き4選!【メリット・デメリットも解説!】
これから世界一周に行こうと思うんだけど、出発前に必要な手続きとかあるんだっけ?
役所で手続きした方が良いって聞いたような気がする…
誰か詳しく教えてください!
本日はこういったお悩みにお答えします
結論、6ヶ月〜1年以上かけて世界一周に行く予定の人は公的手続きをした方が、必要のない納税や支払いをしなくて済むのでやるべきです!
逆に手続きを忘れてしまうと、無駄な出費が増え数十万円以上も損することに…
また、場合によっては延滞金を支払う羽目になってしまったりすることもあります。
実際の手続き自体はやってみると、どれもそこまで時間はかからないので、出発してから慌てないように事前にしっかり準備をしておきましょう!
この記事では世界一周出発前に必要な公的手続きとそのメリット・デメリットの両方を詳しく解説していきます!
記事を読めば自分に最適な手続きが理解できるのでぜひ参考にしてみてください!
世界一周出発前に必要な公的手続き4選!
結論、世界一周前に絶対にやらなければいけないことは下記の4つ。
- 海外転出届を提出
- 国民年金の手続き
- 税金関連の手続き
- 確定申告に備えた手続き
この4つさえ済ませれば、世界一周中も安心できます。
では、それぞれ詳しく解説していきます!
海外転出届を提出
住民基本台帳法によると、基本的に1年以上海外にいる場合は海外転出届を出す必要があります
いいですか?
“自分”で決めることができるんです。
役所の人に聞くと「住民票は残しておいてね!」と言われる確率が高いですが、その理由の1つは税収が減ってしまうことが関係しているからです。
基本的に海外転出届を出した方が大きなメリットを受けることができますので、それぞれ詳しく解説していきます。
海外転出届を提出するメリット
- 1月1日時点で海外にいる場合、その年の住民税を支払わなくて良い
- 国民健康保険の支払い義務が無くなる
- 公的年金(国民年金や厚生年金)の加入は任意
まず海外転出届を提出することで、「国民健康保険」の資格が原則、抹消されるので支払いが不要になります。
さらには国民年金も任意加入になるので、どちらも支払う必要がなくなれば、毎月数万円以上の支出を抑えることが可能です。
さらには1月1日時点で海外にいる場合、その年の住民税を支払わなくて良いので数十万円近くの支払いをなくせるのが大きなメリットになります。
ただ、この住民税は少しややこしいので下記でシュミレーションで解説します。
- 2024年12月31日に出国した場合
2025年分の住民税は免除されます。
- 2025年1月1日に出国した場合
2025年分の住民税を支払う義務が生じます。
上記の通り、たった1日で数十万円の差が生まれるので、出発日は慎重に決めましょう!
海外転出届を提出するデメリット
- マイナンバーカード失効
- 確定申告「e-tax」が利用できなくなる
大きなデメリットはこの2点だけです
これらが大きなデメリットになる人の多くは、個人で事業をしている人だと思います。
海外転出届を提出し、マイナンバーカード失効されると「e-tax」も利用できなくなるので、ネットで確定申告ができなくなります。
そのため海外にいる場合は、納税方法が日本に帰国するしかないため、帰国できず期間通りに納税ができないと、税金関係で問題が生じ、延滞税などペナルティーを課せられることもあるので注意しましょう。
ただ、この辺りは納税管理人を選任することで対処できますので、詳しくはこの後「確定申告に備えた手続き」にて解説します。
国民年金の手続き
先ほど国民年金が任意になるとお伝えした通り、加入しなければその分毎月の支出を抑えることはできるのがメリットになります。
ただ、加入しないことでのデメリットも生まれます
- 将来もらえる年金額が減る
- 障害基礎年金を請求することができなくなる
当然、保険料を納めていない人は、将来受け取れる金額は減ることになります。
そうでないと任意加入する意味がなくなってしまいますからね。
また、任意加入していないと、もしも世界一周中に事故や病気などが原因で障がいが残った場合、障害基礎年金を請求することができなくなってしまいます。
この2点が唯一のデメリットになります。
ただ、実際はほとんどの人が加入していないのが事実。
「僕らの時代は年金がもらえない」とか言われていると、特に若い人は加入しないですよね…笑
このあたりは全て自己責任で判断するといいと思います。
税金関連の手続き
まず出国前に税金関係の手続きは全て終わらせておきましょう。
主な手続きは3点。
- 住民税の支払い設定
- 国民年金の支払い設定
- 国民健康保険の支払い設定
上記の納税方法を口座振替などで設定している人なら問題ありません。
しかし、紙での払込票で支払いをしている人であれば、出国してしまうと支払いができなくなってしまいます。
この辺りはネットで情報収集するよりも直接役所に行って自分の事情を説明してアドバイスや指示をもらうのが1番手っ取り早いです。
分からない場合は役所へ行っちゃいましょう!
確定申告に備えた手続き
確定申告をする必要がある人は、自分の代わりに納税の手続きを代理で行ってくれる納税管理人を選任する必要があります。
理由は海外転出届を提出し受民票を抜くと、マイナンバーカードが失効されるので、ネットで確定申告ができなくなるためです。
この納税管理人を選任していないと、確定申告の時期にいちいち帰国しないといけない羽目になります。
仮に納税が遅れてしまうと延滞金を支払う羽目になってしまったり、ペナルティーが課せられるので注意しましょう。
おまけ:世界一周前に忘れずに確認しておくべきこと
せっかくなので公的手続きと一緒にセットでやっておいた方がいいことを3つ紹介します。
- 国際免許証の発行
- 予防接種
- 海外旅行保険の加入
それぞれ解説します。
国際免許証の発行
これから渡航する予定の国でレンタカーなどを借りる予定のある人は、国際免許証は発行しておいて損はしないと思います。
一部の国では、バイクなどであれば免許証なしでも借りれたりすることはありますが、先進国ではまずないので、渡航先の情報を調べて、必要があれば国際免許証を発行しにいきましょう!
予防接種
こちらも渡航先によっては、絶対に必須な予防接種は存在します。
2024年現在、海外旅行に際して、入国時に要求されるのは黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)のみですが、渡航先によっては打っておいた方がいい予防接種もあります。
なお、国内での予防接種は受けられる病院や機関が限られたり、費用が高いので、タイ・バンコクのスネークファームで受けると費用を1/3ほど押さえられるのでおすすめですよ!
海外旅行保険の加入
世界一周に行くなら絶対に保険には加入しておきましょう!
ネットやSNS上ではクレカ付帯の海外旅行保険だけで十分などという声も聞きますが、僕個人としてはおすすめはできないと思っています。
やはり”もしも”の為に加入するのが保険な訳ですから、できるだけ保険会社の保険に加入して旅を楽しむと精神的にも安心できます。
ただ、日本の保険会社の海外旅行保険は長期間加入すると、高額なので僕は海外のノマド保険をオススメしています。
もう2年近く加入している保険ですが、価格も補償内容も契約に関する利便性も良いのでかなり使いやすいと思います。
また、クレカの保険もなんだかんだ充実しているので良いので、僕は補償内容の強化という認識で僕は年会費無料のエポスカードを利用しています。
保険の詳細は下記の記事を参考にしてみてください!
世界一周準備でこんなお悩みありませんか?
Xにてこんなポストを見つけました。
海外転出届出して世界一周行く時の手続き、色々わからん過ぎてもう行く気無くすレベル。銀行、クレジットカード、証券口座、などなど。
— まあり🌐有給トラベラー (@04mmm71) June 17, 2022
調べても一括して書いてくれてるとこないし😭😭でも住民票残しとくと住民税かかるし😭😭
上記の通り、世界一周に行く前にやることって多すぎて、その情報を収集って大変ですよね。
僕も世界一周に行ったことがあるので、この気持ちはすごくわかります。
そう思って当ブログではこれから世界一周へ挑戦する方に向けて、世界一周に関するTipsをまとめております。
僕自身の経験をもとに紹介しているのでぜひ参考にしてみてください!