僕が旅をする理由5選!【旅と旅行は全くの別物だ】
「なんで世界を旅してるの?」
そんなことをこの数年で友達や出会う人から質問されることが増えました。
一部の人は旅人を「軸や芯がない」「社会から逃げている現実逃避だ」「自分探しなんて意味ない」という人がいるが、はっきり言わせてもらう。
僕が旅する理由をしっかりと持っているし、それを全て伝えられると。
本記事では、僕が旅する理由を5つに分けて詳しく解説していきます。
読んでみた人は、記事下のコメント欄に感想や皆さんの考えも聞かせていただけると嬉しいです☺️
はじめに:”旅”と”旅行”の違いについて
はじめに”旅”と”旅行”が混合してしまっている人もいると思うのでその違いについてお話しします。
“旅”と”旅行”は全くの別物です。
多分、辞書とかで調べると言葉の意味は一緒だと思うけど、僕は違うと断言する。
まず“旅行”は敷かれたレールで楽しむようなものだと思う。
ほとんどの旅行者は、とある国に訪れれば、定番の観光地を巡って旅行を楽しむと思うので、彼らを10人集めれば必ず全員が一致する場所が必ずあるはずです。
例えば、パッケージツアーなんてまさに決められたプラン内で楽しむ娯楽のための旅行と言えると思うし、仲のいい友人たちとの海外旅行もしっかりと計画を立てると思うので大抵は同じでしょう。
どちらもググったら出てくる人気観光地やグルメを堪能し、綺麗な個室のホテルに泊まって旅行を楽しみ、その国を知った気になっている人が多い気がします。
そもそも旅行先でトラブルに遭う事は滅多になく、例え、現地でトラブっても基本はググって解決したり、周囲の人も観光客慣れしているので助けてくれることがほとんどです。
でも、旅は違う。
そもそも僕が考えている旅というのは、「決められたレールに敷かれないこと」だと思います。
つまり、自由ということでもある。
もっと詳しく言うと、自由であるとともに全てを自分で考え決断をしないといけないし、これから起こるすべての出来事は自分の責任にもなると言うことです。
僕が旅する場合は、人気観光地に足を運ぶこともあるけど、観光客が誰1人いないエリアや全くの観光名所がない地域にも行くし、現地人や海外の観光客とも積極的に交流します。
観光地に入り浸るのではなく、ニッチなエリアに行ったり、交流を大切にし、自分の思うがままいろんな場所に足を運ぶので、旅行では見ることのできない現地のリアルに迫っていくものなのかなとも思います。
おそらく、こんなスタイルは旅行者はしないはず。旅人だけです。
旅は旅行とは違って、予測不可能なトラブルが必ず発生します。
例えば、田舎のローカルバスでとある目的地に行くと、急に「このバスはもう走ないから降りろ」とか言われて田舎に1人ポツンと降ろされたり、
予約したホステルの場所へ地図通りに行ったら更地だったり、ドミトリーに止まれば同部屋の奴がイヤホンもせず爆音で動画を見ていたり、窃盗してくる奴だっている。
観光地のように安全が担保されているわけではないから、ホームレスに襲われそうになったり、野犬に追いかけられたり、最悪の場合、金やスマホだって盗まれるかもしれない。
そんな時どうする?
ググったって答えは出てこない…
そう自分で考えるしかないのだ。
これを人生で例えるなら、旅行は会社員で、旅は個人事業主みたいな感じなのかなって思う。
それぐらい困難やリスク、思考錯誤の回数に差があると思う。
旅は思考の連続である
旅行と旅の大きな違いの1つは、思考錯誤の回数にあると思う。
例えば、旅行でも旅でも渡航前にはある程度の情報収集はどちらもすると思う。
観光地の場合は「〇〇 行き方」とか「〇〇 見どころ」みたいな感じでググると質が高く新鮮な記事が出てくるので、1,2記事見れば解決する。
今ではYouTubeなど動画付きで解説していることもあるので、想像力すら使わずに現地に行った気にもなれる。
しかし、旅の場合はそもそも情報が少ない地域に訪れることもあるので、数年前の旅人のブログ記事をみたり、Googleマップや最近ではSNSとか、英語やスペイン語のサイトを頑張って翻訳して情報収集をしないといけないこともあります。
そう、旅に出るとまず圧倒的な情報収集能力がつくし、頑張って探しても見つからなければ、自分で現地に行って収集するしかない方法はありません。
そして、いざ旅に出るとどんなに準備をしていたって計画通りにいかないことは多々あります。
トラブルに遭えば、毎回動揺していても何も解決しないので、結局は自分で考えて解決策やアイディアを考えないといけないわけです。
この過程での思考錯誤の回数は旅行とは比べ物にならない。
これが大きな違いであり、この予測不能なトラブルに対する対応力や思考力を嫌えられたりと、旅は自分の人生を最高のものに仕上げる為の訓練にもなると思います。
圧倒的に旅と旅行では得られるものや成長できることに差があります。
他にも語りたい事はあるけど、それは以下で重複してくる部分もあるので省略します。
ただ、誤解や勘違いをしてほしくないので、伝えておきますが旅行が悪いわけではないです。
当然、僕もこういった楽しむ旅行や観光は大好きだし、そそられる有名な観光地には絶対足を運びますから。
ただ、旅行と旅は全くの別物で、僕は娯楽目的で旅はしていないと伝えたい。
僕の人生を最高にするための手段として旅をしていると。
僕が旅をする理由5選!
はじめに僕が旅する理由を箇条書きで紹介します。
- 経験値を上げる
- 人生の選択肢を増やし、可能性を高める
- 自分に向き合う
- 常に挑戦・新しいことに触れるため
- 単純に”旅”が好き
それぞれ詳しく解説します。
経験値を上げる
旅をすると今まで考えなかったことや経験したことのない無知のことに出会えるので、必ず経験値が上がると感じています。
あくまで一例ですが、下記のようなメリットは経験値に比例して得られると思います。
- トークや文章に説得力が出る
- 表現が豊かになる
- 思考が柔軟になる
- 良いアイディアが生まれる
- 面白い奴になれる など…
実際、人間の脳ってコンピューターのようなもので、今まで経験してきたものは必ず記憶(データ)として蓄積されていき、そのデータ(経験値)が豊富であればあるほど、問題解決や最高のアイディアを生み出しやすくなると思います。
AI(人工知能)に与えるデータ量が増えるほど、いろんなアイディアをくれるように。
当然、自分が今まで経験していないことは語ることができないし、仮にネットで情報収集をして語ったところでその言葉に重みは感じないはずです。
自分が経験をしているからこそ、「説得力」という武器を手に入れることができると思います。
語るだけの奴は、うんちく野郎止まりということです。
だから本や人の経験談からは、きっかけは得ることができるかもしれないけど本質は学ぶことはできません。
別に経験値を上げる手段は旅じゃなくたっていいけど、海外に出ずに日本だけに固執しているのは「井の中の蛙」にも思えるし、僕にとって旅は一番手軽に困難や変化、未知の世界に出会える手段だったというだけです
実際、僕は旅を通して色んな困難や未知の世界に出会って経験値を上げ、先ほど挙げたようなメリットを得たことは実感しているし、このブログだって旅をしたからこそ書けている。
旅をする前では、到底こんな考えや表現はできませんでしたから。
経験値が上がれば、思考以外にもトークや文章にも活かしていくことは可能で、最高に面白い事、稼げそうな事業案だって昔よりは思いつくようになってきたと実感しています。
僕は「無知は罪」だと思っています。
この後に詳しく触れますが、無知であることで「自分の人生の選択肢」を減らしてし、自分や関わる全ての人の可能性を減らしてしまいます。
少し大袈裟かもしれないけど、これは事実です。
人生の選択肢を増やし、可能性を高める
人生の選択肢は、経験値に比例する。
当然「無知=知らないこと」の話をされたって、「なんのこっちゃさっぱり」ってなるし、そもそも考えようともしません。
例えば、僕は高卒で社会人になるまで恥ずかしながら、世の中はもちろん仕事・人生について大して考えもこなかったし、知りませんでした。
なので工業高校の場合は、「卒業後は就職」という敷かれたレールに対して何も疑問に感じずそのまま社会人になりました。
そんな感じで社会に出たので働き始めていろんな経験や情報に触れたことで、世の中や仕事、生き方に疑問や違和感を感じて、本気で自分の人生について考え始めました。
その際に「個人事業主」や「ノマド」という自由な生き方を知って、「あっ、俺もこれ目指そう」って新たな選択肢ができた経験があります。
それまでは海外旅行なんて「長期休暇の時だけにできるもの」「大学生の遊び」っていう認識でしたから知らない(無知)って怖いですよね。
今となっては当時の俺を「学べ!考えろ」と殴って伝えてやりたいぐらいですが、これは当時の僕がバカだったのが原因ではないと思います。
なぜなら、人間は自分の知っているもの、目の前に見えているものしか選択肢にならないからです。
実際、海外のスラムで出会った子供に「将来の夢は何?」と聞いたことがあるけど、彼らは「タクシーの運転手」とか「バイク修理屋」という答えが返ってくる時があります。
本当に夢なんか?と疑問に思うけど、彼らにとってそれ身近な職業であり、逆にそれ以外のことが想像できないのかもしれないです。
これは紛れもなく選択肢を知らないのが原因だと思います。
だから無知であればあるほど、自分の可能性を狭めてしまっているということにもなるでしょう。
結局、ほとんどの人は環境やきっかけに人生を左右されていると思います。
もちろん、より良い結果を出すためには才能や努力は絶対に関係しているけど、最初のきっかけを得られるかどうかで良いスタートを切れるかどうかも必ずかかっている。
実際、旅をきっかけに人生変わった人は多いし、元々は旅人だった経営者も多いのも、実は旅によって選択肢が増え、やりたいことが精査され、旅によってきっかけを得て、思考が整理されている結果なのかもしれない。
すでに成功している経営者たちだって進化を求めて旅に出ている人は多いです。
だから、僕は自分の可能性やチャンスを狭めたくないから、日々自分の知らない未知の世界を知るために旅をしています。
旅が一番手っ取り早く自分の知らない道に出会えて、経験値を高められるからです。
自分に向き合う
「自分探し」という言葉は好きじゃないけど、一人旅をしていると本当の自分と向き合い、自分について考えられると思います。
だって全て自分で決めて自分で動かないといけないし、トラブっても結局全部自分でなんとかしないといけないから考えて動く能力が身につきます。
このように常に思考錯誤と決断の連続だから自分について考える能力も上がって、自分についてさらに詳しく考えることができようになってきます。
実際、僕は旅をする度に今の自分に足りないことや本当にやりたいことがどんどん精査されて、今やるべきこと・必要なことが明確になってきています。
その1つが「言語」に対するもので、最近はスペイン語・ポルトガル語の勉強も始めたし、英語をさらに向上させるために先日ニュージーランドのワーホリビザも取得したし、新しい事業も作り込んでいます。
そのおかげで毎日が充実している。
旅をしながら色んなことを平行するのは死ぬほど忙しいけど、本当の自分を知るにつれて、周りや一時の感情に流されない自分軸を作れると思います。
常に挑戦・新しいことに触れるため
経験値を上げる。思考力を上げる。アイディアを作る。選択肢を増やすためには、常に新しい挑戦をすることが大事だと思います。
「現状維持は衰退だ」という言葉を僕はこれまでに身を通じて痛感しています。
なぜなら、僕はビジネスで少しの油断から収入がほぼゼロになった経験があるからです…
詳しく解説すると長くなるので省略しますが、完全に稼げるようになって油断していたのがいちばんの原因です。
調子に乗って油断をすると人間は変化を拒むようになります。
例えば、いつも同じコミュニティーに属していて毎回10人中1位の成績になっていたら、「あれ?俺イケてる?」って勘違いを犯す恐れがありますよね。
例え、そのコミュニティーがレベル低すぎても…
でもそれってまさに「井の中の蛙」でそこで満足するとあとは後退するだけです。
だから、日々自分自身を刺激し、新しい挑戦をずっと続けていける人間になるために旅をしています。
実際、旅で色んな人と交流しているととんでもないバケモノみたいな人でゴロゴロ出会いますからね。
それはビジネス的なものもあれば、人間的にすごい人まで様々。
僕は1ヶ月に1度も変化や新しい情報や事実を知らないのは、「オワコン」のサインだと思って、危機感を持って生きるようにしています。
単純に”旅”が好き
最後は簡単です。僕は単純に”旅”が好きです。
新しい場所に行くことも、新しい経験をすることも、新しい人との出会いや再会も全部好きで、その瞬間こそ僕が幸せに感じることの1つなので、多分旅する頻度が減っても止める事はないでしょう。
いろいろ話してきましたが、旅は自由です。
縛られる事はないけど、色んな困難や出会いがあり、その度に自分に向き合えるので、人間的に成長できるものだと思う。
ただ、「旅で人生が変わる」という言葉って圧倒的な言葉足らずだと思う。
「旅をしたら人生変わる」と考えてるなら、これはただの願望や他責思考であって、正しくは「旅をしたらきっかけやチャンスが得られる可能性が上がる」だと思います。
そのきっかけやチャンスを活かせるかどうかは、自分の行動・努力次第でしょう。
願望では人生は変わらない。それに見合った行動をしなければ何も。
実際僕は旅を通して得たきっかけを逃さなかったことで今ノマド生活が遅れているとも思うし、これから得るきっかけも逃さず生かしていくつもりです。
マグロのように走り続けるかっこいい人間になりたいですね!
最後に一言
ここまで読んでくれた人は、本当にありがとうございます。
シンプルに嬉しいです。
1つの考えとして参考にしてみてください。
そして何か感じたことや「自分は〇〇だと思う」というものがあればぜひコメントで教えてください!
みんな旅に行こうぜ!
僕はこのマインドでこれからも旅を続け、大きく進化していきますので、ぜひブログやSNSをチェック&フォローしていただけると嬉しいです。