プノンペンの発展から取り残されたスラム街へ行ってきた
こんにちは、Taikiです。
先日カンボジアの首都プノンペンの発展から取り残されたスラム街へ行ってきました。
スラム街って聞くと、「貧困層が住んでいる街で犯罪とか危険が多そう」というイメージが強いと思います。
しかし、全ての「スラム」が「=危険」というわけではありません。
ネット社会の誇張表現によって、現実とのズレが生じている場合もあります。
本当の事実を知るためには、自分で足を運びこの目・肌で感じることが1番です。
本日は実際に行ってみての感想とスラムの場所や注意点などについてお話したいと思います。
『スラム街』=『危険』ではなく人が温かった
カンボジアの首都プノンペンは、大型ビルやマンション、ショッピングモールが立ち並び皆さんを想像を超える発展を遂げています。
ですがそんな街のすぐそばにスラム街が存在します。
そもそもスラムというのは、下記のようにウィキペリアでは定義されています。
『都市部で極貧層が居住する過密化した地区のことであり、都市の他の地区が受けられる公共サービスが受けられないなど、居住者やコミュニティの健康や安全、道徳が脅かされている荒廃した状況を指す。 世界中のほとんどの大都市にスラムがある。』
つまり、危険=スラムというのは間違いなんです。
ただ貧困と犯罪は比例していくものなので、安全ではないのは確かなので遊び半分で行くべきではないのは事実です。
カンボジア・プノンペンのスラム街場所
今回行ったスラムの場所はこちら。
こちらのスラムは線路沿いに形成されています。
そのため踏切付近から侵入していく形になります。
実際に訪れてみての感想レビュー
実際に入っていくとスラム特有のゴミの生臭い匂いが強くなってきました。
線路外は建物とゴミ、またバイクや自転車の通り道になっていたので歩行する際は線路の中を歩いていきます。
周りを見渡してみると、高層ビルが立ち並んでいるすぐそばにスラムがあるので、完全に発展から取り残されてしまったのがわかります。
また実際この線路使われているんです。
こんな感じで電車が通ってきます。(これはスラムの入り口で撮影したものです)
さらに足を進めていくとゴミ箱やゴミ山の横に何か食材を干していました。
東南アジアやスラムの方ではゴミやハエなどがついても気にしない人がほとんどですが、我々日本人からしたら抵抗ある人もいるかと思います。
昼ごろに行ったのですが、カンボジアの昼は37℃超えてくるのであまり外に出ている人はいませんでしたが、ここから先は人が少し多くなってきたので撮影を一旦止め会話をしに行きました。
30代ぐらいの男性や可愛い女の子を連れたお母さんなどと軽くコミュニケーションを取りましたが、皆さん気さくで笑顔で話してくれます。
イメージではよそ者が来た目で見られると思ってましたが意外と歓迎されている雰囲気にも感じましたね。
もちろん、途中で少し目つきの悪い男性やよそ者扱いで見られる場面もありましたので、中は必要だと思います。
だいたい100mぐらい歩いていくと道路に出てスラムが終わるので折り返して帰る途中に先ほど話した女の子が来てくれました。
どうやら僕が持っていたゴープロが気になるよう。
使い方を少し教えて写真を撮ってもらいました笑
めちゃくちゃ笑顔で楽しんでくれたので少しほっこりしましたね。
ここにきてみて思ったことは、僕らが想像する怖いスラムはここはあまり感じず、逆に人の温かみを感じ、貧困だけど笑顔が多いスラムで色々と考えることがありました。
実際、お金はとても大切で貧困よりは裕福の方が圧倒的にいいです。
ですがお金があっても幸せになれない人もいる。
特に日本人は東南アジアの人に比べて収入は多く生活レベルも高いけど幸せな人は少ないように感じます。
毎日死んだような目をして会社に行く、笑顔がない、仕事はやらされるというのが大半。
でもここにはやらされている人も死んだ目をしている人もいない。
みんな生き生きとしているし子供も楽しんで働いています。
僕から見たらすごい毎日が楽しそうに見えましたし、幸せとはなんなのかを深く考えさせられました。
スラムは絶対に夜に行ってはいけない
ちなみに僕はスラム街に行くときに必ず決めているルールがあります。
それは夜のスラムには足を踏み入れないです。
日本でも夜出歩くことはよくないこととして教育されているように、スラム街でも夜に出歩くのはリスクしかないです。
もちろん昼でも危険な場合もあるが夜を避ける理由の一つが、外部の犯罪者との接触を避けるため。
危険なスラムには2種類あってスラムに住む住人が危険なタイプと外部から犯罪者が来るタイプがあります。
後者はよく夜にレイプや殺人、誘拐なども頻繁に起こします。
そう言った連中に鉢合わせないためにも夜は絶対に行かないほうがいいです。
皆さんも、もしスラムに行ってみたいと考えているなら絶対にこれだけは守ってください!
夜の野犬が1番危険な理由
東南アジアや貧困な地域に行くとよく路上で犬を見かけることができます。
大体の場合道路で寝ていたり、歩き寄ってきてもそのまま通り過ぎたり噛んだりすることはないので安心です。
なぜならある程度は人に飼い慣らされているから。
ただ警戒しなければいけないのは、人に飼いならされていない野犬です。
そう言った犬は途上国やスラムに存在します。
ぶっちゃけ、今回プノンペンのスラムは人自体に恐怖は感じなかったものの、結構な数の犬がおり、中には危なそうな目つきに野性味を感じる犬もいました。
少し距離を取って前に進んでいきましたが、基本活発に動いている犬には近づかないのがベストです。
また走らないこと。
実際スラムに行くと無警戒に寝転んでいる様子をそこら中で見ることができます。
ただしそれはデイタイム限定の姿で奴らは日が落ちてから活動し始めます。
なぜ犬が怖いのか?
犬が怖い理由は、犬に嚙まれてしまうことでの外傷自体が怖いのではありません。
1番は『狂犬病』が怖いんです。
日本ではほぼ絶滅した感染症ですが海外ではいまだ現役で、この病気に感染して発症したら致死率100%です。
恐ろしいですよね。
もし野犬に嚙まれたら、現地の病院に入院してワクチンを投与してもらうしかなくこれを怠ると絶対に死にます。
通称、スタンプラリーといって5、6回病院に通わなければいけませんし、外相の傷によってはそれ以上です…
犬が襲いかかってきても人間が勝てるはずがないので、犬には細心の注意しながら旅をするべきですね!
結論、スラムは行くべきではない
実際に足を運んでいる僕が言うのは説得力がないようにも感じますが、スラムは行くべき場所ではないと思います。
理由はシンプル、危険のリスクがあるから。
途上国であれば犯罪以外に野犬のリスク、先進国であれば薬物や犯罪、暴行などのリスクがより高まります。
女性であればレイプなど性犯罪も他地区に比べると、活発だし危険度が上がるはず。
最近ではyoutubeでもスラムの撮影をアップしている人がいるので、そちらをみて満足できるならそのほうがいいでしょう。
もし行くなら夜は絶対に避けて自己責任でお願いします。