ヒマラヤでしか味わえない『シャクナゲ・ジュース』の魅力と自家製体験

どうも!世界一周中の旅人、タイキです!
現在はインド北部・美しいヒマラヤ山脈に囲まれた小さな村「レイサル」に滞在しており、

現地の方と一緒に生活したり、交流したりと充実の日々を送っています。

この村での体験やレビューについては下記の記事を参考にしてみてください。
本日は僕が訪れた3月頃から花が咲き始める「ヒマラヤ・シャクナゲ」という花を使って作るジュース作りを体験することができました。
この地域でしか体験できない貴重な経験でとても面白いなと思ったので、この記事ではシャクナゲやジュース作りについて紹介したいと思います。
ヒマラヤ・シャクナゲとは?

正式名称は「ロードデンドロン・アルボレウム(学名:Rhododendron arborenum)」
別名は「ヒマラヤのシャクナゲ」と言われており、標高1,500~4,000メートルの高地、特にヒマラヤ地域では広く見られます。

現地では「ブルンサ(Buransh)」と呼ばれることが多く、赤やピンク、白などの色鮮やかな花を咲かせるのが特徴で、特にRhododendron arboreumという赤色の花の品種がジュースの原料として使われます。
ヒマラヤ・シャクナゲの特徴は?

樹高は10~20 m、樹皮は茶褐色で、葉は濃緑色。
ネパールでは国花、僕が今滞在しているインドの「ウッタラーカンド州」では州木としても知られている有名な木です。
花が多数集合した半球状の花を15~20輪ほど咲かせ、

庭木や、鉢植え、薬用に使われます。
なぜ、ジュースになったのか?

ヒマラヤ地域では、古くから自然の恵みを活かした食文化が根付いており、シャクナゲもその一つです。
特に標高の高い地域では、新鮮な果物が手に入りにくいため、地元の人々は自生する植物を活用してきました。
その中で、シャクナゲの花は以下のような形で取り入れられてきました。
- 薬用としての活用
- 祭事や特別な行事での利用
- 健康効果
それぞれ簡潔に解説します。
薬用としての活用
シャクナゲは伝統医学において、風邪や消化不良の治療に用いられることがあったそうです。
特に温かいお茶やジュースにすることで、体を温めたり、消化を助けたりする効果が期待されていました。
祭事や特別な行事での利用

一部のヒマラヤ地域では、シャクナゲの花を特別な儀式や祭りの際に飲み物として提供することがあるそうです。
鮮やかな赤い色は「生命力」や「幸運」を象徴し、祝い事にふさわしいものとされていました。
健康効果
シャクナゲの花には、さまざまな健康効果があると考えられています。
下記は一部の効果です
- 抗酸化作用
- 心臓や血圧への良い影響
- 消化促進
- 冷却効果と爽快感
- 肝臓の解毒
- 免疫力増強
など…
地元の人々は、季節の変わり目に病気にかからないようにしたり、アレルギー、喘息、じんましん、花粉症を予防したりする健康目的でシャクナゲの花を利用していたそうで今でも自分たちでジュースなどを作成しています。
なぜ他の地域では飲めないのか?

シャクナゲ・ジュースがこのヒマラヤ地域でしか飲めない、主な理由は4つあります。
- 生育環境の限定性
- 毒性を持つ種類もある
- 地元消費が中心で商業化されていない
- 保存の難しさ
シャクナゲ・ジュースが他の地域で飲めない理由は、その生育環境が標高1,500~4,000メートルの高地に限定され、ジュースに適した品種(Rhododendron arboreumなど)がヒマラヤ山脈周辺にしか自生しないからです。
また、世界には毒性を持つシャクナゲの品種も多く、食用として安全に利用できる種類が限られています。
さらに、地元での自家消費が中心で商業化が進んでおらず、流通量が少ないことや、防腐剤をほとんど使わずに作られるため保存が難しく、新鮮な状態で消費されるのが一般的であることも、その希少性を高めています。
シャクナゲ・ジュースの作り方

シャクナゲ・ジュースは、下記の手順で作っていきます。

上記の写真のように摘み取った花の葯と柱頭を取り除き、花びらだけを選別していきます。
下記の大きな袋2つ分を全て手作業で行います。


沸騰した大きな鍋に選別された花びらを入れて、混ぜ込み、煮込んでいきます。


おおよそ、30~40分ほど煮込んでしっかりとエキスを抽出できたら、網を使って花びらをこして液体だけを取り出していきます。

ジュース飲みになった樽は一旦倉庫に運び、一晩寝かして冷まします。

後日、出来上がったジュースにお好みの量の砂糖を混ぜて完成!
以上がジュース作成の主な流れになります。
実際にジュースの作成〜飲んでみた感想
今回、実際にジュース作成をする最初の花びらの選別段階から手伝わせていただきました。
ぶちゃけ、最初の花の葯と柱頭を取り除き、花びらだけを選別していくこの過程が一番辛い…

基本2人、たまに手伝いで合計4人ほどでやっても、数時間かかりました…
花の選別さえ終われば、あとは煮込んで網を使って濾す作業だけなので意外と簡単です。

実際にこのジュースを作った後に、山道を歩いているとたくさんのシャクナゲの木を見ることができたので、摘み取ってまた作ろうか迷ってしまいましたw

どんな味だった?

味に関しては初めて飲んだ味だったので、表現が難しいですが、
例えるなら、花の香りとわずかに柑橘系の風味があって、ほんのり甘い感じ…
実際、ジュースを作る前に花びらだけを摘んで食べてみたけど、ほんのり柑橘系の味がしました。
シャクナゲ・ジュースは、爽快感、気分を高揚させ、体を冷やす効果があり、暑い夏に人気の飲み物と言われている通り、飲みやすかったです。
柑橘系が濃すぎない、お花のジュースです。
(すまん。これ以上の表現が見つからない…)
ヒマラヤ地域なら販売しているお店も探せばあるそうで、インド国内ならネット販売もあるとか…
ただせっかくなら村に訪れ、出来立てのシャクナゲ・ジュースを飲んでみてください!
最後に
いかがでしたでしょうか?
この時期・自己のヒマラヤ地域でしか飲めないシャクナゲ・ジュースを作る過程から経験できたのはとても良かったです。
時期的なタイミングだけでなく、この貴重な体験をくれたホームステイ先にも感謝…🙏
僕の記事をきっかけに少しでも「レイサル」に興味を持った方は、ぜひ訪れてみてください!
その際は、「Raithal Barbeque Homestay」に滞在してみてください!
とてもフレンドリーで色々な体験をいただいたので本当におすすめです!