【保存版】リヒテンシュタインってどんな国?|特徴から行き方、おすすめ観光スポット10選まで徹底解説!


これからリヒテンシュタインに行こうと思うんだけど、どんな国なの?
おすすめの観光地やアクティビティーってある?
ニッチな国だから特徴とか実際に訪れて人のリアルな感想も知りたいな…
本日はこんな疑問にお答えします!
ヨーロッパの小国リヒテンシュタインは、スイスとオーストリアに挟まれた自然豊かな国。
面積は東京23区よりも小さい世界で6番目に小さい国ですが、ユニークな歴史と美しい景観、そして魅力的な観光地がギュッと詰まっています。

この記事では実際に渡航歴のある僕が訪れた感想も交えながら、リヒテンシュタインについて徹底解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください!


リヒテンシュタインってどんな国?

リヒテンシュタイン公国は、ヨーロッパ中部に位置する小さな内陸国です。
北と東をオーストリア、西と南をスイスに挟まれており、まるでアルプスの谷間に隠れるように存在しています。
国土面積はわずか160㎢ほどで、世界で6番目に小さい国。
東京23区よりも小さいサイズでありながら、人口は約4万人程度、一人当たりGDPは世界トップクラスという豊かさを誇ります。
山々に囲まれた自然美と中世の城や美術館などの文化財が調和しており、訪れる人を魅了します

リヒテンシュタインは立憲君主制の国で、現在も公爵が国家元首を務めています。
ユニークなのは、その君主の家名そのものが国名になっていること。
世界的に見ても、現存する独立国家で「国名=支配者の名字」というパターンはリヒテンシュタインだけです。
小国でありながら独自の政治体制と歴史を持ち、非常にユニークな存在感を放つ国です。
基本情報
リヒテンシュタインの基本情報は下記の通り。
項目 | 詳細 | ||
---|---|---|---|
言語 | 公用語はドイツ語。 旅行者は標準ドイツ語や英語でも問題なし | ||
通貨 | スイスフラン(CHF) ※ユーロは基本的に使えない。 | ||
交通事情 | 鉄道駅は少ない。 主にスイス・オーストリアからバスでアクセス | ||
治安 | ヨーロッパでもトップクラスの治安の良さ | ||
観光の特徴 | 自然・お城・美術館がコンパクトにまとまっている | ||
国際的な立ち位置 | EUには未加盟だが、シェンゲン協定には加盟 |
スポンサードサーチ
行き方やアクセス方法

リヒテンシュタインは小国なので、空港や鉄道は国内にほとんどなく、隣国からのアクセスが基本になります。
- オーストリア→リヒテンシュタイン
- スイス→リヒテンシュタイン

僕はヨーロッパの鉄道が乗り放題になるユーレイルパスを持っていたので、スイス側の最寄駅まで行って下車してから、歩いて国境を越えて入国しました。
(入国審査など一切なかったです)

Googleマップの経路検索を使って、自分の現在地からリヒテンシュタインまでの最適なアクセス方法を確認してみましょう!
スポンサードサーチ
リヒテンシュタインのおすすめの観光地10選!

リヒテンシュタインのおすすめの観光地は下記の10選!
それぞれ簡単に解説します。
1.ファドゥーツ城

ファドゥーツ城は、リヒテンシュタイン公爵の居城で、現在も公爵一家が居住しているため内部の見学はできません。
しかし、城自体の外観や周囲の景色は十分に楽しめます。
小高い丘の上に建つ城からは、ファドゥーツの街並みやライン川、そしてアルプスの絶景を一望でき、写真撮影にも最適です。
歴史と自然が一度に感じられる、リヒテンシュタインを象徴するスポットです。
・場所:Googleマップで確認する
2.リヒテンシュタイン国立博物館

リヒテンシュタイン国立博物館は、国の歴史や文化、自然について幅広く学べる施設です。
建物自体も歴史ある趣があり、展示内容は中世から現代までのリヒテンシュタインの生活や文化、自然環境を紹介しています。

家族連れでも楽しめる展示が多く、見学を通して小国ならではの歴史や文化をじっくり感じることができるスポットです。
・場所:Googleマップで確認する
3.クンストミュージアム・リヒテンシュタイン

クンストミュージアム・リヒテンシュタイン(リヒテンシュタイン美術館)は、近代・現代美術を専門に展示する美術館です。
建物自体もモダンなデザインで、街の景観に溶け込みながらも存在感を放っています。
常設展では彫刻や絵画を中心に、国内外のアーティストの作品を幅広く鑑賞でき、企画展も頻繁に開催されているため、何度訪れても新しい発見があります。
アート好きにはもちろん、建築や写真撮影が好きな人にもおすすめのスポットです。
・場所:Googleマップで確認する
4.リヒテンシュタイン郵便博物館

リヒテンシュタイン郵便博物館は、世界でも珍しい切手コレクションや郵便文化を展示する施設
小国ならではの歴史や郵便制度の発展を知ることができ、収集家や歴史好きだけでなく、家族連れでも楽しめる内容になっています。

展示はわかりやすく整理されており、郵便を通してリヒテンシュタインの文化や歴史を身近に感じられるスポットです。
・場所:Googleマップで確認する
5.ファドゥーツ大聖堂

ファドゥーツ大聖堂は、首都ファドゥーツにあるネオゴシック様式の美しい教会です。

19世紀に建設され、荘厳な外観とステンドグラスの美しさが印象的です。

内部は落ち着いた雰囲気で、宗教的な歴史を感じながら静かに見学できます。
街の中心部に位置しているため、散策の途中に立ち寄るのにも便利な観光スポットです。
・場所:Googleマップで確認する
6.グーテンベルク城

グーテンベルク城は、リヒテンシュタイン北部の小さな町に佇む中世の古城です。
石造りの城壁や塔が歴史を感じさせ、周囲の田園風景やアルプスの眺めと相まって美しい景観を楽しめます。
城内の一部は見学可能で、中世の暮らしや城の構造を垣間見ることができます。
歴史好きや写真撮影を楽しみたい旅行者におすすめのスポットです。
・場所:Googleマップで確認する
7.旧ライン橋

旧ライン橋は、リヒテンシュタインとスイスを結ぶ歴史ある橋で、ライン川の景色を間近に楽しめるスポットです。


橋自体は小さくシンプルですが、周囲の川やアルプスの風景と組み合わさることで、散策や写真撮影に最適な場所となっています。
徒歩で川沿いを散歩しながら、自然と歴史の雰囲気を同時に味わえる魅力的な観光地です。

国境を跨いだり…反復横跳びとかしてみてくださいw

・場所:Googleマップで確認する
8.リヒテンシュタインワイナリー

リヒテンシュタインでは、小規模ながら質の高いワイナリーが点在しており、ワイン好きには見逃せないスポットです。
中でもおすすめは、ホーフケレライ・デス・フュルステン・フォン・リヒテンシュタイン(Hofkellerei des Fürsten von Liechtenstein)です。
リヒテンシュタインの首都ファドゥーツに位置するこのワイナリーは、1436年に創業された歴史ある施設で、現在もリヒテンシュタイン公爵家が所有・運営しています。
ワイナリーでは、彩な品種のワインが生産されています。


ワイン愛好者はもちろん、リヒテンシュタインの歴史や文化に触れたい方にもおすすめのスポットです。
・場所:Googleマップで確認する
・公式サイトへ:hofkellerei.at
9.ライン川沿い

リヒテンシュタインを象徴する自然景観のひとつが、国境を流れるライン川沿いのエリアです。
川沿いには散策路が整備されており、徒歩でのんびり歩きながら、美しい水辺の風景やアルプスの山並みを楽しめます。



写真撮影スポットとしても人気で、静かな川の流れと周囲の自然に癒される時間を過ごせる観光地です。

僕は景色も空気も綺麗すぎたので河川敷でキャンプをしました。
最高でしたね!

・場所:Googleマップで確認する
10.マルブン(Malbun)

マルブンは、リヒテンシュタインのアルプス山脈に囲まれた美しいリゾート地です。
小さな村ながら、四季を通じてアウトドアアクティビティが楽しめるのが魅力で、夏はハイキングやトレッキング、冬はスキーやスノーボードが人気です。

雄大な山々の景色を眺めながらゆったり過ごすことができ、自然の中でリフレッシュしたい旅行者にぴったりのスポットです。
・場所:Googleマップで確認する
スポンサードサーチ
実際にリヒテンシュタインに行って感じたこと

スイスの Buchs SG駅 から徒歩でリヒテンシュタインへ向かい、ライン川にかかる橋を渡ると…そこがリヒテンシュタインです。

まず驚いたのは、国土の小ささと街のコンパクトさ。
首都ファドゥーツは観光スポットが徒歩圏内に集まっており、街歩きだけでも十分楽しめます。
リヒテンシュタインの魅力は、「観光地を巡る楽しさ」よりも、アルプスに囲まれた自然の美しさや、小さくニッチな国を歩く特別感にあると感じました。
正直に言うと、目玉となる観光スポットはほとんどありません。
強いて挙げるなら「ファドゥーツ城」や「ファドゥーツ大聖堂」ですが、僕はすでにヨーロッパ10カ国以上を訪れていたため、建物に感動することはあまりありませんでした…w
どちらかというと、旧ライン橋の方が僕は好きでした。
この国境の標識が好きです


街を散策して感じたのは、リヒテンシュタインでは次のいずれかを楽しまないとすぐに飽きてしまうということです。
- ハイキング
- キャンプやアウトドア
- ワイナリー巡り
- 美術館巡り
上記で紹介したスポット以外にも、今回僕は河川敷でキャンプをしました。
スイス側のスーパーマーケットでマシュマロやサーモン、パンを調達し、焚き火を囲んで食事。
最高の野宿体験のひとつになりました。

宿泊施設は最安でも1万円以上するので、簡単に言えば「ただ飯も食べられた」感じですw
まとめると、リヒテンシュタインの魅力は、小さな国だからこそ、歴史・文化・自然をぎゅっと凝縮して楽しめることです。
短期旅行でも十分満喫できます。おすすめは1泊2日。
ヨーロッパの中でもちょっと特別な体験をしたい人におすすめの国です。
スポンサードサーチ
注意点

リヒテンシュタインは小国で治安も良く、旅行は比較的安心ですが、観光時の主な注意点は2つです。
- ユーロは基本的に使えない
- パスポートは必ず持参すること
それぞれ解説します。
1.ユーロは基本的に使えない

リヒテンシュタインの通貨はスイスフラン(CHF)が公式で、ユーロは基本的に使えないため、現金やカードの準備も忘れずに持参しましょう。
2.パスポートは必ず持参すること

リヒテンシュタインはシェンゲン協定加盟国ですが、国境で提示を求められる場合や隣国スイス・オーストリアでも必要になることがあります。
ここで提示できないと、不法入国扱いや手続き等が面倒なので、旅行中は必ずパスポートを持参しましょう!
まとめ!
いかがでしたか?
リヒテンシュタインは、世界で6番目に小さいヨーロッパの小国でありながら、自然の美しさや歴史、文化、アートなど、見どころがぎゅっと詰まった魅力的な国です。
治安も良く、街歩きや自然散策も安心して楽しめますが、通貨や交通手段、パスポートの携帯など、いくつかの基本的な注意点を押さえておくことが快適な旅につながります。
スイスやオーストリアからの短期旅行や日帰り旅行でも十分に満喫できる国。
美しい景観と文化、歴史を体感し、ヨーロッパの小さな秘宝をぜひ自分の目で楽しんでみてください。
それでは、素敵な旅を!アディオス!!