【世界一危険な市場!?】電車との距離わすが数十センチ!線路上にあるメークロン市場への行き方や豆知識を徹底解説!
こんにちは、ノマドで世界を旅しているTaikiです。
先日、世界一危険な市場と言われるメークローン市場に行ってきました。
メークロン市場は、現役で使用している線路脇に野菜や果物などの商店が所狭しとひしめき合う鉄道市場です。(別名タラート・ロム・フッブ=傘をたたむ市場)
このちょっと不思議な市場は、海外からも人気の観光スポットで今では世界中から観光客が押し寄せています。
本日は実際にバンコクからメークロン市場への行き方から旅をさらに楽しくさせる豆知識、実際に訪れてみた感想など詳しく紹介していきます!
バンコクからメークロン市場への行き方・料金について!
メークローン市場はサムット・ソンクラーム県メークローン駅の線路上にあります。
バンコクからの主なアクセス方法は3つ。
・タクシー
・ロットゥ
・ツアー
それぞれのアクセス法を解説していきます。
なお、バンコクからメークローン市場はかなり距離が離れているので、快適に旅をしたいならタクシーorツアーをおすすめします!
ロットゥは、節約はできるけど、狭いバンに長時間拘束されるので結構辛い…
タクシーで行く場合
タクシーを利用する場合は、『Grab』というタクシー配車サービスを利用すれば、ボッタクリやトラブルを避けることができます。
路上で捕まえるタクシーの中には、ボッタクリをする人や危険運転をする人もいるので、トラブルを避けたいなら「Grab」一択です。
『Grab』は、事前に出発地〜到着地をピンで指定すると、料金が決定され、出発地まで迎えにきてくれ、精算も到着後なので安心です。
ツアーで行く場合
ツアーの場合は、現地かネットで予約をしましょう。
現地で予約する場合は、英語や相場を知っていないと割高料金にされる場合があります。
僕も初めてベトナムでツアーに参加した後、仲良くなった現地人に料金を聞いたら2倍以上に差があった経験があります
そのため、海外旅行慣れしていない方はネット予約をオススメします。
メークローン市場の周辺には、「ダムヌン・サドゥアック水上マーケット」や「ワット・バーンクン」もあるので、ツアーの方が一気に観光地を回ることはできます。
滞在期間が短い方はツアーで一気に観光地を巡った方がいいでしょう。
ロットゥで行く場合
まずロットゥとは、ハイエースなどの小型のバンを改造したミニバンを使った乗り合いサービスです。
タイの都市間を移動する手段の1つで、ロットゥーの乗車料金は他の交通手段と比較しても安く、タイ庶民の長距離移動の足になっています。
時間と少しの体力が必要ですが、ローカル感満載なので一度は体験してほしいですね!
ロットゥ乗り場の場所は?
ロットゥ乗り場は、バンコク北バスターミナルの反対側にあるミニバスステーションにあります。
Googleマップ上の載っていないので、迷わないようにピン留めしておいたので確認してみてください!
ミニバスステーションに着くと、アルファベット順に複数のチケット売り場があります。
メークロン市場行きのチケット売り場は、Dの8番カウンターです。
料金と所要時間は?
- 料金:100バーツ(※2024年時点)
- 所要時間:1時間半〜2時間ぐらい
トイレ休憩等はありませんので、事前に済ませておきましょう!
到着地
到着場所は、メークロン市場からも近いので、市場までは歩いて5分ほどで到着します。
列車の通過時刻について
列車発着のダイヤは以下の表の通りで1日8回、列車が市場を通過します。
列車の時刻表 | |
メークロン駅 発 | メークロン駅 着 |
06:20 | 08:30 |
09:00 | 11:10 |
11:30 | 14:30 |
15:30 | 17:40 |
この時刻を目安に約1時間前に到着できるようなスケジュールで来ると、市場で買い物や散策など観光を楽しんでから列車の通過を見る事ができます。
そこまで大きな市場ではないので、1時間ほどあれば十分回る事ができます。
早く着きすぎたり、暑すぎたりする場合は、市場内にエアコンの効いたレストランがあるので、そこで列車の通過時刻まで一休みするのもいいかもしれませんね!
すっかり観光地化していて便利ですが、市場の景観の妨げになっているような気もするので良いような悪いような…
まぁ仕方ないですよね。
旅をより楽しくさせるメークロン市場の豆知識をご紹介!
なぜ線路上に市場ができた?
始まりは人々が勝手に線路脇に家を建て始めたことが原因とされています。
メークロン駅は、サムットソンクラームで生産された海産物や農産物を都心へ輸送する目的で、1905年に民営メークロン鉄道として開業しました。
当時は現在のように建物はありませんでしたが、1984年頃あたりから人々が線路沿いに勝手に家を建て始めたたそうです。
その理由は、民営だったメークロン鉄道が戦後1946年に国有化されタイ国鉄になったことと地元民の貧困問題が原因とされています。
途上国では、鉄道が国有化され鉄道沿線の土地も政府に属すると、貧困層が鉄道沿いに勝手に家を建てる傾向にあります。
国も鉄道沿いに住む人々を簡単に強制立ち退きさせられないのは、立ち退かせたところで、また別の国有地で同じように家を建て始めるのが見えているため黙認しているのが現状です。
このような現象はフィリピンやインドなどの途上国に多く、よく線路沿いのスラムと言われているようにメークロン市場も始まりはスラム街のような過去があるのです。
今では世界的に有名な観光地化へ!
メークロン市場は、スラム街と似たような背景を持っていますが、今では世界中から観光客が押し寄せる有名な観光地になっています。
東南アジアや途上国に来ると安全の基準が狂ってきてしまいますが、人と列車との距離が数十センチの市場は当然ながら危険です。
ですが、観光地化が進んできたことによって安全への配慮もされるようになりました。
市場に列車が通過する際は列車のスピードはかなり落とし、かつタイ語、英語、中国語、韓国語など様々な言語で注意のアナウンスが放送されます。
日本では安全基準面で絶対に実現できないことですが、このメークロン市場では警備員の方々が細心の注意を払って交通整理をしており、これまで人身事故は一度も起きていないそうです。
とはいえ、危険ではあるのでしっかり安全には注意して観光してみてください!
実際にメークロン市場に訪れてみた感想
列車の通過まで市場を散策
ロットゥに揺られて約1時間半、メークロン市場までやってきました!
乗客は基本は観光客でしたが、メークロン方面に予定があるタイ人も少数ですが乗っていました。
列車が市場に通過するのは1日8回あり、
僕らはちょうど列車が出発してしまったばかりのタイミングで来てしまったので、2時間待たなければいけませんでした笑
皆さんは事前に確認してきてくださいね!笑
なのでその間メークローン市場を散策しながらショッピングをしてきました。
売られている物は、メークローン名物のプラートゥー(あじのような魚)のほか、果物、野菜、カレーペースト、日用品などで、まさに庶民の生活を支える台所です。
その他、観光客用にTシャツやマグネットなどのお土産もありました。
実際に市場を歩いてみると線路両脇に商店があり、歩けるのは線路幅だけなので結構狭いです。
動画を見るとよりわかりやすいかと思います。
またどのお店も日除けのためかテントやパラソルを広げているので、本当に現役で使用されている線路なのか疑問に思うほどですよね?
途中ちょっと変わったものがありました。
なんだと思いますか?
….
A.アイスキャンディーです。
作り方はめちゃくちゃシンプルでケースにジュースを入れて回転した機械に入れるだけで、ジュースが凍ってアイスになります。
お店によっては手動式もあって大変そうでした笑
ただジュースを凍らしただけのアイスですが、タイは暑いのでめちゃくちゃ美味しかったです。
しかも10バーツとリーズナブル!ぜひ食べてみてください。
さらに市場の奥へと進んでいくとレストランがあります。
ちなみにメークローン市場の全長は約180mで線路沿いの両脇に市場が並んでいて奥行きはない為、30分もあれば全て見終えてしまう規模です。
だからすぐに暇になってしまったので、レストランで時間を潰すことに。
スムージーやタイ料理などを提供していて、冷房もあり快適なので待ち時間には最適でした!
パイナップルが器になったフライドライスを注文してインスタ映えを狙いましたが難しすぎました。笑
食事後は適当に散策しながら写真撮影をしたりして時間を潰します…
商店の間に立って写真撮影をすると、なんかいい感じですね!
2時間ぐらいなら意外と時間潰しができたので、あまり時間を気にせずに現地に来ても大丈夫だと思います!
暑いけど…
いよいよ列車の通過!
列車が来る時間近くになると市場にアナウンスが流れてきます。
タイ語や英語の他にも日本語や中国語など様々な言語でアナウンスが流れてから少しずつ屋根を閉じ始めます。
もう毎日のことで慣れているから、テントを畳むスピードはめちゃくちゃ素早かったです。
メークローン市場は別名『タラート・ロム・フッブ=傘をたたむ市場』と呼ばれており、列車が通過する時とそうでない時で雰囲気がガラッと変わります。
比べてみるとわかりやすいです。
①傘を広げている時
②傘を畳んでいる時
なんか不思議というか面白いですよね!
畳終えてしばらくすると、列車の「カンカン」という音が聞こえてくると観光客が一斉にカメラを構えます。
この距離感で列車が通過していきます。
安全面を考慮して列車のスピードは緩まっていますが、この距離で列車が通過するのはなかなかの迫力がありますね!
場所によってはスレスレなので本当に危険です。
動画を最後まで見てもらうとわかるのですが、列車の通過後はすぐにテントやパワソルを戻しているのですが、何事もなかった感がものすごく、別の景色のようです。
世界には面白く興味深い場所がたくさんありますね!
列車が通過後は、終点のメークローン駅で列車が止まっているのでそこで記念撮影をしてきました。
かなり人が多いので撮影のタイミングが難しかったです。
ちなみに実際にお金を払って列車に乗って次の駅まで行くこともできます。
電車の中からのメークローン市場の景色も一味違って面白そうなので時間がある方は試してみてください!
まとめ!
いかがでしたでしょうか?
この記事では、メークロン市場への行き方から料金、その他旅をより面白くする為の情報を詳しく紹介しました。
実際に至近距離で列車が通過する時からその前後のシーンを生で見るとハラハラドキドキの感情となんとも言えない不思議な光景を目撃でき、とても楽しい時間を過ごせると思います。
タイ観光の中でもトップレベルで人気の観光地。
ぜひメークロン市場に訪れ、日本では経験できない体験をしてみてください!