タイの世界遺産完全ガイド!【行き方・ベストシーズン・見どころなどを徹底解説!】
どうも、タイキです!
皆さんは、世界遺産は好きですか?
やはり自分が訪れる旅行先に世界遺産があれば、少し遠くても足を運びたくなってしまう人が多いのではないでしょうか。
世界遺産には、建造物や遺跡などの「文化遺産」、自然地域などの「自然遺産」、文化と自然の両方の要素を兼ね備えた「複合遺産」の3種類があり、タイには合計7つの世界遺産があります。
- 古代都市スコータイと周辺の古代都市群
- 古代アユタヤ
- バンチェンの古代遺跡
- 古代都市シーテープと関連するドヴァーラヴァディー遺跡群
- トゥンヤイ・ファイカケン野生生物保護区群
- カオヤイ国立公園(正式名称:ドン・パヤーイェン・カオ・ヤイ森林群)
- ケーンクラチャン森林群
日本は25件もあるので、比べるとかなり少ないですが、どこも見応えのある素敵な場所です。
本記事ではタイにある7つの世界遺産について下記のポイントをわかりやすくまとめました
- 基本情報・特徴
- 世界遺産登録日
- 行き方・アクセス方法
- ベストシーズン
- イメージ動画
ぜひ参考にしてみてください!
1.古代都市スコータイと周辺の古代都市群
基本情報
場所 | Muangkao, Amphur Muang, Sukhothai 64210 | ||
アクセス | バンコクから北へ約360km、国内線で約1時間半またはバスで8時間 | ||
世界遺産登録日 | 1991年登録 | ||
ベストシーズン | 雨が少なく気温も高すぎない11~2月頃がベストシーズン |
タイ北部の南端に都を構えたスコータイ王朝は、タイ族による最初の独立国家であり、現在のタイ文化や芸術の基盤を築いた時代とされています。
アユタヤ王朝よりも古いものの、スコータイの遺跡はレンガ造りで、その保存状態は非常に良好です。
特に、夕暮れや日没後にライトアップされた遺跡の風景は、歴史的な雰囲気とロマンチックな美しさが融合し、圧倒的な魅力を放っています。
2.古代アユタヤ
基本情報
場所 | 4, 196, Khlong Tho Rd., Tambon Pratuchai, Phra Nakhon Si Ayutthaya, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000 | ||
アクセス | バンコクから北へ約60km、バンコクのファランポーン駅からアユタヤ駅まで約1.5時間 | ||
世界遺産登録日 | 1991年登録 | ||
ベストシーズン | 雨が少なく気温も高すぎない11~2月頃がベストシーズン |
アユタヤ歴史公園は、バンコクから北へ約76km、14世紀~17世紀頃に栄えたアユタヤ王朝の遺跡群です。
ビルマ(ミャンマー)のコンバウン王朝によって消滅した際に、市内の寺院や建造物が徹底的に破壊されてしまったという歴史的な背景がある為、遺跡には瓦礫しか残っていない寺院や身体の一部を切り取られた仏像などが多く残されています。
現在残る遺跡群は、アユタヤ歴史公園として整備され、1991年にはユネスコ文化遺産に登録され、世界中からの観光客でにぎわうタイ随一の観光地です。
3.バンチェンの古代遺跡
基本情報
場所 | Ban Chiang, Nong Han, Udon Thani 41130 | ||
アクセス | バンコクから北東へ約500㎞、国内線で1時間またはバスで8時間 | ||
世界遺産登録日 | 1992年登録 | ||
ベストシーズン | 雨が少なく気温も高すぎない11~2月頃がベストシーズン |
タイの北東部ウドンタニー県にあるバーンチエン遺跡は、推定紀元前5600年頃~1800年頃にさかのぼる先史時代の貴重な遺跡で1992年に世界文化遺産に登録されました。
発掘された土器は赤い渦巻き模様が描かれているのが特徴的で、バーンチエン国立公園で実物やレプリカを見ることができます。
どちらかというとマニア向けの世界遺産ではありますが、遺跡が好きなら見る価値はあるはず。
4.古代都市シーテープと関連するドヴァーラヴァディー遺跡群
基本情報
場所 | Tambon Si Thep, Amphoe Si Thep, Phetchabun 67170 | ||
アクセス | バンコクの北バスターミナルよりペッチャブーン行きのバスに乗車し、シーテープ市場で下車。歴史公園へはソンテウが往来。パンダバスのバンコク発着日帰りツアーもあります。 | ||
世界遺産登録日 | 2023年登録 | ||
ベストシーズン | 乾季の3月~8月・特に3〜4月がベストシーズン |
シーテープは、現在のペッチャブーン県に位置し、スコータイ王朝が台頭する13世紀以前に築かれたと考えられる、パーサック川流域にある古代都市です。
その歴史は1,000年以上にわたり、現在は総面積約4.7平方キロメートルの歴史公園として整備されています。
この公園は、直径約1.5キロメートルの円形都市と、その東側に隣接する少し大きめの四角形の都市の2つのエリアで構成されており、いずれも堀で囲まれた都市設計が特徴です。
また、敷地内にはカオ・クラン・ナイと呼ばれる仏教寺院遺跡が発掘・保存されており、これらの遺跡からドヴァーラヴァディー王朝の古代都市であったと推測されています。
5.トゥンヤイ・ファイカケン野生生物保護区群
基本情報
場所 | ウタイターニー県ラーンサク郡 เขตรักษาพันธุ์สัตว์ป่าห้วยขาแข้ง ตู้ปณ.7 อ.ลานสัก จ.อุทัยธานี 61160 | ||
アクセス | バンコクから北西に約350km、車で約5時間 | ||
世界遺産登録日 | 1991年登録 | ||
ベストシーズン | 雨が少なく気温も高すぎない11~2月頃 |
バンコクに比較的近いにもかかわらず、自然がそのまま残されている森林で、1991年に世界遺産地域に登録されました。
その理由の一つは、他に類を見ない生物多様性を維持しており、生息分布の限界地域である種類が多く生息していることです。
また、そのうちの28種は国際的な絶滅危惧種であることに加え、少なくとも、東南アジア本土で生息が確認されている哺乳類の3分の1が生息している大変貴重なエリアです。
自然・動物好きには魅力的な場所ですが、残念ながら保護区域内は一般の人は立ち入ることができません。
そのため、手つかずの大自然が残っている事から、「最後の未踏の地」とも呼ばれています。
近隣の国立公園を訪れれば、滝などの大自然を満喫することができますよ。
6.カオヤイ国立公園(正式名称:ドン・パヤーイェン・カオ・ヤイ森林群)
基本情報
場所 | Mueang Nakhon Nayok, Nakhon Nayok | ||
アクセス | バンコクから:モーチット(21番、20分おきに出発)からパークチョン行きバスに乗り、パークョンで下車。パークチョン・マーケットで国立公園行き水色のソンテウ(6:00~17:00運行)でカオヤイ国立公園入口で下車(約1時間)。 | ||
世界遺産登録日 | 2005年登録 | ||
ベストシーズン | 雨が少なく気温も高すぎない11~2月がベストシーズン |
カオヤイ国立公園は、その85%が森林に覆われており、約95種類の樹木が生い茂る、世界自然遺産に登録された地域です。
特に、野生のゾウやトラなど、絶滅の危機にある哺乳類が生息する、タイでも数少ない保護地区の一つとして知られています。
公園内にはハイキング、ラフティング、キャンプ、トレッキング、サイクリング、ナイトサファリやへーウスワット滝の散策など様々なアクティビティを楽しむことができ、豊かな植物や動物の生態を観察しながら散策を楽しむことができます。
蔓植物や様々な種類のラン、数多くのイチジクの木、籐、ヤシ、野生のショウガなどが織りなす美しい景観が広がっており、動物相も豊富です。
周辺にはリゾートやゴルフ場、ワイナリーなどの観光施設が充実し、高原リゾート「タイの軽井沢」としても人気を集めています。
乾季の12月~2月の夜はかなり冷えるのでアウターは必需品です。
7.ケーンクラチャン森林群
基本情報
場所 | Song Phi Nong Kaeng Krachan Phetchaburi 76170 | ||
アクセス | ロット・トゥーで、南バスターミナル~ケーンクラチャン国立公園まで直行で約2時間半。 | ||
世界遺産登録日 | 2021年登録 | ||
ベストシーズン | 乾雨が少なく気温も高すぎない11~2月がベストシーズン |
ケーンクラチャン国立公園は、タナオスィー山脈全体とペッチャブリー県西部からプラチュアップキリカン県のホアヒンにかけて広がる、タイ最大の国立公園です。
この地域は豊かな自然の宝庫で、ペッチャブリー川やプランブリー川など、主要な河川の源流地としても知られています。
公園内には、豊富な雨が育む多種多様な植物や動物が生息しており、乾生フタバガキ林や混生落葉樹林、山岳常緑樹林など、様々なタイプの森林が見られます。
また、この地域は北方系と南方系の鳥類が交差する地点でもあり、300種類以上の野鳥が生息しており、年間を通じてバードウォッチングが楽しめます。
さらに、広大な自然環境の中には、野生の象やバイソン、鹿などの哺乳類、そして色鮮やかな蝶も生息しています。
自然観察をしながらのトレッキングや、ラフティングを楽しむことができるなど、エコツーリズムやバードウォッチングの人気スポットとして広く知られており、2021年7月に世界自然遺産に登録されました。
まとめ:タイの世界遺産は
いかがでしたでしょうか?
本記事ではタイ国内全ての世界遺産をご紹介しましたが、「ここ行きたい!」と感じる場所はありましたか?
結構いい感じに散らばっているので、1回の旅行で全て訪れるのは大変ですが、日本からも近いので、定期的に訪れることができれば、全制覇も可能なレベル。
タイは世界遺産にも見所が豊富なので、今後必ず経済・観光大国として成長していくと思いますので、物価が安い今のうちに行っておいた方がいいですよ!
エアアジア片道15,000円〜20,000円ぐらいで行けちゃいますよ!
さぁ旅に出ようぜ!!