【読書レビュー】全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術
先日、『全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術』という本を読みました
結論、良書でした。
この本はセールスライティング(コピーライティング)のベストセラー書籍です。
本記事ではこの本を読んだレビュー・感想を書籍の一部を引用しつつ、紹介していきたいと思います。
「内容が気になる人」「購入しようか迷っている人」はぜひ参考にしてみてください。
はじめにお伝えしておきますが、ブログなどのテキストベースの事業者はもちろん、SNS運用者や動画編集やなどビジネスに関わる人で
「物を売りたい」「売上をあげたい」と思うならば読むべき本です。
全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術のレビュー
冒頭の通り、この本は多くの学びがあり「良書」と断言できます。
下記の写真と通り、書籍には付箋と赤線だらけで学びが多く、270ページほどあるんですが、1日で読み切ってしまいました。
こういったセールス関係の本は、内容が似たり寄ったりですが、読んでおいて損しません。
実際、ビジネス本って自分にとって1つでも新しい発見や学びがあれば、もうそれは読んでよかった本になりますからね。
「肝心に本の内容は?」って気になる人もいると思うので、本の目次を紹介します。
第1章:お客を爆発的に増やす書き方、コピーライティングの秘密
・知識の秘密
・説得力という秘密
・成功の秘密
・読ませる秘密
・第一センテンスの秘密
・滑り台効果の秘密
・好奇心の種の秘密
・コンセプトの秘密
・全部読んでもらう秘密
・順序の秘密
・編集の秘密第2章:最高の成果をもたらす44のテクニック
・反応に差が出る22のポイント
1.書体を工夫する
2.第一センテンスを読みたいと思わせる
3.第二センテンスで読みつづたいと思わせる
4.小見出しの工夫
5.複雑な商品はシンプルに説明する
6.新しい特徴を強調する
7.技術説明で広告を強化する
…..
すみません。
ちょっと長いので途中でやめますが、書籍では実際のセールスコピーを例にして1つ1つ具体的に解説してくれています。
おそらく、セールスライティングやコピーライティング、心理学についての本を初めて読むなら、「なるほど!」と赤ペンが手から離れない内容だと思います。
実際、僕がこの本を読んでからの変化をお伝えすると、
- ブログの売上が伸びた
- 最後まで読まれる文章になった
- 個性的な文章が書けるようになった
- 文章がより簡潔でわかりやすくなった
- 信頼性・誠実さが現れる文章が書けるようになった
- 先回りする考えがより伸びた(読者目線の記事)
など…
とにかく文章の質が格段に伸び、それに比例して売上も伸びました!
一番効果を実感したのは1契約30~50万円のものを文章だけで売れるようになったこと。
これが僕にとっての1番の変化です。
だからこそ、僕はセールスやコピーライティング系の本で、人に紹介するならまずこの1冊を1番おすすめします。
一番学べた部分の引用
僕が一番学べた部分は、”The Lazy Man’s Way to Riches”(怠け者がリッチになる方法)の宣伝文です。
作者はジョー・カルボ。
彼はこの広告によって300万冊もの本を売ったといいます。
これは通信広告会では伝説と言われるほど有名な広告です。
下記にその文章をそのまま引用すしたので、読んでみてください!
ほとんどの人は日々の暮らしに精一杯で、お金儲けの余裕などありません。
私はよく働いたものです。一日十八時間。休日はなし。
でも大儲けするようになったのは、働く時間を減らしてからです。
それも大幅に。
たとえば、この宣伝文を書くのに約二時間かかりました。
運がよければ私は、それで五万ドル、いや十万ドル稼げるはずです。
さらにいえば、私は元手がたった五十セントのものを十ドルで買ってくださいとお願いするつもりです。
しかも、なかなか抵抗できない方法で。
あなたは愚かにも抵抗できずに終わるでしょう。
どのみち、私が九・五ドルの利益を得たところで、もっと稼げる情報を知ることができれば、あなたは気にもされないでしょう。
私がお教えする「怠け者のやり方」が儲かることは請け合いなので、世界に例を見ない保証をご提供したいと思いますが、いかがでしょう?
つまりこういうことです。
私は教材をお送りしてから三十一日間、いただいた小切手や為替を現金に換えません。
その間にたっぷりと吟味し、試していただけるというわけです。
あなたの投資額の最低でも百倍の価値があると思えないときは、ご返品ください。
現金化していない小切手または為替をご返却いたします。
教材お届け後のご請求、代金引き換えという方法をとらないのは、どちらも時間とお金がもっとかかるから。
ただそれだけの理由です。
私はすでに、あなたの人生で最大のお買い得品をご用意しようとしています。
十一年かけて身につけたノウハウをご伝授しようというのです。
つまり「怠け者のやり方」でいかに儲けるかというノウハウを。
ここで少し自慢話をしなければなりません。
いや、そうさせてください。
ご満足いただくまで私が「お預かりする」十ドル。
その十ドルをご送付いただくことがどれだけ賢い選択であるかを証明するには、多少の自慢話が必要なのです。
私は十万ドル相当の家に住んでいます。
それが可能なのは、十万ドルも払えないと私がオファーを蹴ったからです。
ローンの額はその半分もありません。
完済していないのは、税理士が全部払うなんてばかばかしいと言うからにすぎません。
自宅から二・五キロほど離れた私の「オフィス」はビーチに面しています。
息をのむほど素晴らしい眺めなので、仕事に手がつかないんじゃないかと人々は言います。
でも、仕事は十分にしています。
一日に約六時間、年に八~九か月。
それ以外の時間は「山小屋」で過ごします。三万ドルしました。
支払いはキャッシュです。
ボートが二隻にキャデラックが一台あります。
いずれも支払いは済んでいます。
株や債券に投資し、銀行には現金があります。
しかし、何よりも大切なものはお金で買えません。
それは家族と過ごす時間です。
では、どうやって私がそれを実現したのか、つまり「怠け者のやり方」をこれからお教えしましょう。
まだ数名の友人にしか話していない秘密を。
それは「教育」を必要としません。
私は高卒です。
それは「資本」を必要としません。
最初のころ、私は借金で首が回らず、友人の弁護士など破産宣告するしかないとアドバイスしてくれたほどです。
彼は間違っていました。
私は借金を返済し、住宅ローン以外は一銭の債務も負っていません。
それは「運」を必要としません。
私はふつう以上の儲けを得ましたが、あなたが私と同じだけ儲けると保証するものではありません。
むしろ、あなたはもっと稼がれるかもしれません。
私が知るある人は、このやり方で一生懸命努力し、八年で千百万ドルを稼ぎ出しました。
でも、お金がすべてではありません。
それは「才能」を必要としません。
何を探すべきかを知る力さえあれば十分です。
それをお教えしようというのです。
それは「若さ」を必要としません。
私がごいっしょした女性は七十歳を超えています。
彼女はただ私の教えに従い、必要なお金をすべて捻出しながら、世界中を旅行されています。
それは「経験」を必要としません。
シカゴのある寡婦の方はこの五年間、私のやりかたに倣って、年平均二万五千ドルを稼いでいます。
それが必要とするのは何か?
信じることです。
チャンスをものにするだけの信頼。
私がお教えする内容を吸収するだけの信頼。
その原理原則を行動に移すだけの信頼。
ただそれだけでーーーそれ以上でもそれ以下でもありませんーーー信じられない結果が得られます。
保証いたします。
仕事を辞める必要はありません。
ただ、すぐに大儲けできるので、やめてもよくなるでしょう。
繰り返しますが、保証いたします。
ある人が語った卓見を私は忘れもしません。
「ほとんどの人は日々の暮らしに精一杯で、お金儲けの余裕などない」
彼が正しいとわかるまでに、どうか私ほどの時間をかけないでください。
いますぐクーポンをお送りくだされば、ここに述べたことを証明いたします。
この私を信じろとは申しません。
とにかくお試しください。
私が間違っていたら、あなたが失うのは数分の時間と八セントの切手代。
しかし、私がもし正しければ?
「私は本広告を点検しました。ジョー・カルボ氏と十八年にわたる交友があり、かつ同氏の会計士を務める立場から、私はすべての記述が真実であることを証します」(ご要望があれば会計士の名前も明らかにします)
ジョー、あなたが言っているのはでたらめかもしれないけど、私が失うものなど、たかが知れたもの。
『怠け者がリッチになる方法』を申し込みます。
ただし、送付後三十一日間は小切手や為替を換金しないでください。
理由はどうあれ、その期間内にあなたの教材を返品した場合は、現金化されていない小切手や為替をご返却ください。
以上を条件に十ドルを送ります。
…
滑り台のように流れるがことぐ読んでしまいませんでしたか?
これが滑り台効果やストーリーテリングと言われる文章のお手本のようなもの。
全ての文章や言い回しに意味があり、それら全てを説明し、同じような文章が書くことができれば、事業の売上は爆発的に伸びます!
本書ではこの文章について詳しく解説してくれているので、まずはこの文章を読んでどんな意図で書き上げた文章なのか予測してから、この本を読んでみると理解度が上がると思います。
僕は多分これまでに2、3回読みました。
何度もこの内容を読みつつ、コピーを作成して経験を積んでみてください。
この本をおすすめする人
この本はビジネスで「物を売りたい!」つまり、売上を伸ばしたいならこの本は読むべきだと思います。
「文章術」というぐらいですから、ブロガーやライターなどテキストベースの事業者は当然ですが、SNSや動画編集者などビジネスに関わる全ての人にオススメです。
というのも「文章」は全てのビジネスの基礎・基盤になるものだから。
動画を作るにしても、トークをするにしても必ずまず初めに脳内で文章を作ってから台本やトークとしてアウトプットしていきますよね。
そのため、基礎を理解してないと良いコンテンツ(売れるコンテンツ)は作れません。
実際、SNS運用者でフォロワー数は多いけど全然売上が伸びない人って多いですし、売上が作れても影響力だけで売っている人も多いはず…
でも、売るためのスキルを習得できれば、ブログ・動画・ライブ配信・トークなど全てで売上を爆発的に伸ばすことができると思います。
文章には1つ1つ意味があります。
・なぜこの言い回しにしたのか?
・なぜこの構成なのか?
・なぜこのタイトル/キャッチーなのか?
もっと言えば、なぜこの写真なのか、この位置なのか?
全て説明できない限りは絶対に売上は一定ラインで停滞すると思います。
よくビジネスはTTPが大事だと言いますが、真似るだけでなくその人が成功している理由・本質を自分が理解できなければ、それはただのパクリで成長はしません。
本質を理解しているからこそ、オリジナルも出せるようになるわけです。
本当に売上を伸ばしたいなら、この本で「文章の威力」知るべきです!