【保存版】コッツウォルズのおすすめの村11選!【行き方や観光スポット・見どころを徹底解説!】


コッツウォルズってよく“イギリスで最も美しい村”って言われるけど、実際どうなんだろう?
有名な村も多いけど、どこがおすすめ?
ロンドンからの行き方やツアーを利用すべきかなど..経験者の意見を聞きたいな…
本日はこんな疑問にお答えします!
コッツウォルズは、イギリスで最も美しい村と言われたまさに絵本のような田園風景が広がる、イギリス有数の観光エリア。
蜂蜜色の石造りの家々が並ぶ美しい村々、緑豊かな丘陵地、昔ながらのマーケットタウンが点在し、歩いているだけでも心が癒されるような場所です。

僕自身も実際にロンドンから日帰りで訪れ、いくつかの村を巡ってきました。
その経験をもとに、コッツウォルズの魅力や観光時の注意点をリアルな目線でお伝えしていきます。
この記事では、特におすすめの観光スポットや、効率よく巡る方法、ツアー、アクセス情報などを詳しくご紹介しています。
これからコッツウォルズを訪れる予定の方は、ぜひ参考にしてみてください!
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コッツウォルズってどんな場所?

コッツウォルズ(Cotswolds)は、イングランド南西部に広がる丘陵地帯で、イギリス政府によって「特別自然美観地域(AONB)」にも指定されている、自然と歴史が調和したエリアです。
その魅力はなんといっても、蜂蜜色のライムストーン(石灰岩)で作られた伝統的な家々と、のどかで美しい田園風景。

村のひとつひとつに個性があり、小さな街をいくつか巡るだけでも旅の満足度は抜群です。
人気の村としては、「バイブリー」「ボートン・オン・ザ・ウォーター」「ストウ・オン・ザ・ウォルド」「カッスル・クーム」などがあり、それぞれ異なる雰囲気を楽しむことができます。
観光地化されすぎていない“イギリスの素顔”が残る場所であり、現地の人々の穏やかな暮らしぶりも、訪れる人を癒してくれます。
ロンドンからコッツウォルズへの行き方/アクセス

コッツウォルズは、ロンドンからおよそ1.5〜2時間ほどでアクセスできる場所にあります。
一見気軽に行けそうに思えますが、実際には村同士が離れていたり、公共交通の便が悪かったりするため、個人でのアクセスはやや大変です。

僕は個人でアクセスしましたが、Googleマップがバグってたり、バス停の看板もなかったりで初見だとわからないことが多すぎて…10km走りました(笑)
そのためおすすめの行き方/アクセス方法は下記の通り。
- レンタカー
- タクシー(チャーター車)
- ツアー
»レンタカーを探す
»Klookのツアーを見てみる
»KKdayのツアーを見てみる(日本語ガイドが充実!)
特にツアー利用は、移動手段やスケジューリングを気にせず、人気スポットを効率よく回れるため、はじめて訪れる人には最もおすすめの方法です。
オプションによっては、17世紀の宿屋でのランチ体験なども含まれ、より一層旅の満足度も高まります。
何より、移動のストレスがないのが一番の魅力!

それでも個人でアクセスしたい方は、のんびりピクニック気分で軽食などを持参してベンチで昼食なんてのも最高ですよ!
コッツウォルズで訪れたいおすすめの村11選【まるで絵本の世界】

コッツウォルズで訪れたいおすすめの村は下記の11点です。
一つずつ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
1. バイブリー

バイブリーは、芸術家ウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と称賛したコッツウォルズを代表する村。
蜂蜜色の石造りの家々が並び、特にアーリントン・ロウの景観は、イギリスのパスポートにも描かれているほど有名です。

14世紀の羊毛倉庫を17世紀に改築したもので、中世の趣を色濃く残しています。
村の真ん中を流れるコルン川は透明度が高く、白鳥や鴨がのんびりと泳ぐ姿が見られ、その風景はまるでピーターラビットの絵本の一場面のよう…

蜂蜜色の壁と急勾配の屋根が連なる光景も相まって、村全体が絵本の世界に迷い込んだかのような空気に包まれています。
年間を通じて世界中から多くの観光客や写真愛好家が訪れるコッツウォルズで最も人気の村です

川沿いを歩くだけで心がほぐれるような穏やかな風景が広がっていて、小さな橋や水辺の遊歩道もとても絵になります。
歩くだけでも楽しかったです!
2. ボートン・オン・ザ・ウォーター

ボートン・オン・ザ・ウォーターは、『コッツウォルズのリトル・ヴェニス』とも呼ばれる人気の観光地。
町の中心を流れるウィンドラッシュ川に沿って、石造りの可愛らしい橋がいくつも架かり、その景観は絵葉書のように美しく、多くの観光客を魅了しています。


川の両岸には、ティールーム、パブ、お土産屋、ブティックが並び、晴れた日には川辺の芝生でピクニックを楽しむ人も多く、夏場には子どもたちが川で水遊びをする姿も見られます。
観光の合間には、川沿いにあるカフェでクリームティーを楽しむのも◎
特に「Bakery on the Water」は、地元産の材料を使った焼き菓子とスコーンが評判です。
3. ザ・スローターズ

ザ・スローターズは、ボートン・オン・ザ・ウォーターの近くに位置する2つの小さな村、アッパー・スローターとロウアー・スローターの総称。
この一帯は観光地化が進んでいないため、「静かに村歩きがしたい」という人にはぴったり。
特にロウアー・スローターは、アイ・リバー(Eye River)という小川が村をゆったりと流れ、川沿いに蜂蜜色の石造りの家々が連なる様子は、絵画のような美しさ。
村の中心にある18世紀の水車小屋(The Old Mill)は、現在は小さな博物館とギフトショップになっており、コーヒーやアイスクリームを楽しむこともできます。

一方のアッパー・スローターは、さらに観光客が少なく、落ち着いた雰囲気。
両村の間には徒歩で歩けるフットパス(散歩道)が整備されており、20〜30分ほどで行き来できるので、のんびり散策するのにぴったりです。

また、かつてチャールズ皇太子とダイアナ元妃がこの小道を歩いたというエピソードもあり、知る人ぞ知る“ロイヤルな”散歩道として親しまれています。
観光地の喧騒から離れて、本来のイギリスの田園風景を味わいたい方には、まさに理想の村と言えるでしょう。
4. スノーズヒル

スノーズヒルは、コッツウォルズ地方の丘の上にたたずむ、まるで時が止まったような小さな村。
観光地化が進んでいない静かな環境と、古風で美しい街並みが魅力で、「隠れた名所」ともいえる存在です。
この村が一躍注目されたきっかけの一つが、映画『ブリジット・ジョーンズの日記』のロケ地になったこと。
映画ファンにとっては、まさに聖地巡礼のスポットです。
もう一つの見どころが、村の郊外にあるコッツウォルズ・ラベンダー

初夏(6月下旬〜7月中旬)にはラベンダー畑が一面に広がり、紫色の絨毯のような光景が訪れる人を魅了します。
観光客も比較的少なく、写真撮影やのんびりとした散策には絶好の穴場スポットです。
村そのものはとても小さく、パブやショップなどは最小限ですが、のんびりと“本物のコッツウォルズ”を感じたい人にとっては理想的なロケーション。
夕暮れ時の静けさや、教会の鐘の音などが、まるで童話のような世界観を演出してくれます。
5. ブロードウェイ

「コッツウォルズの宝石」とも称されるブロードウェイは、イングランド・ウスターシャー州に位置する美しい村で、芸術と文化が息づくエレガントな雰囲気が魅力です。
かつてはロンドンとウスターを結ぶ駅馬車の重要な宿場町として栄え、多くの旅人や芸術家たちがこの地を訪れました。
現在もその歴史を感じられるような宿やパブ、ギャラリー、アンティークショップが軒を連ね、洗練された雰囲気と田舎の素朴さが心地よく調和しています。
村のはずれには、人気の観光スポットであるブロードウェイ・タワーがあります。

これは標高312メートルの丘の上に建つ塔で、かつては貴族の“見張り塔”として設計されたもので、天気が良ければ、イングランドの16もの州を見渡せる大パノラマが広がり、写真映えも抜群です。
6. スタントン

スタントンは、コッツウォルズの中心から少し外れた場所にある、ほとんど観光地化されていない、知る人ぞ知る穴場的な美しい村。
花に彩られた石造りの家々が静かに並び、村の中心には小さな教会と伝統的なパブがあるだけ。


観光施設が多いわけではないですが、それこそがスタントンの魅力。
観光化されすぎていない、ありのままの村の生活や風景を感じたい方にぴったりの場所です。
7. レイコック

レイコックは、中世の面影を色濃く残す村として知られ、まるで数百年前から時間が止まっているかのような雰囲気が漂います。
村全体がナショナル・トラストによって保護されており、石造りの家々や未舗装の通り、古風な商店やパブがそのまま残っているのが特徴です。
最大の見どころは、13世紀創建のレイコック・アビー(Lacock Abbey)

かつての修道院でありながら、修道院解体後は私邸として改築され、現在は博物館と邸宅として公開されています。
アビーの回廊や中庭は映画『ハリー・ポッター』シリーズでホグワーツ魔法学校の撮影に使われたことで一躍有名に。
特に『秘密の部屋』や『賢者の石』に登場したシーンは、ファンにとってはたまらない聖地です。
カフェやパブも充実しており、本格的なイギリス料理を楽しみながら中世の雰囲気を味わえます。
8.チッピング・カムデン

チッピング・カムデンは、コッツウォルズの北端に位置する、かつて羊毛取引で栄えた歴史あるマーケットタウンです。
その名の「チッピング」は“市場”を意味しており、かつては「羊毛取引の中心地」として知られたほどの繁栄を誇りました。
この村の魅力は、何といっても美しく統一されたハニーストーンの町並み。

村の中心を走るハイ・ストリートには、17世紀の石造りの建物や木組みの家々が立ち並び、まるで中世にタイムスリップしたかのような景観が広がっています。
特に有名なのが、1627年に建てられたマーケットホール(Market Hall)

石造りの屋根と柱が特徴で、現在もこの村の象徴として親しまれています。
羊毛市が開かれていた当時の面影を残し、観光客はもちろん、地元の人々にも大切にされている建物です。
9.ストウ・オン・ザ・ウォルド

ストウ・オン・ザ・ウォルドは、コッツウォルズの中でも最も標高の高い場所(約240m)に位置する、歴史あるマーケットタウンです。
中世の時代には羊毛交易の中心地として栄え、かつては2万頭もの羊が集まるマーケットが開催されたといわれています。
その名残として、現在も村の中心には広場「マーケット・スクエア」があり、石造りの十字架や、昔の羊小屋の跡などが残っています。
この村を訪れたら、ぜひ見てほしいのがセント・エドワード教会。
特に教会の裏手にある「イチイの木に囲まれた扉」は、まるでファンタジーの世界から飛び出してきたかのような神秘的な光景。

『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する扉のモデルになったという噂もあり、SNSなどでも非常に人気のある撮影スポットになっています。
町にはアンティークショップ、ギャラリー、ブックストア、ティールームなどが充実していて、のんびりとお買い物を楽しむのにぴったりの場所。おすすめのカフェには「Lucy’s Tearoom」や「The Hive」があり、どちらも地元食材を使ったスコーンやケーキが評判です。
また、ストウは他の村へのアクセスも良く、村めぐりの拠点としても便利で、のんびりとコッツウォルズを巡りたい人には特におすすめです。
10.バーフォード

バーフォードは「コッツウォルズの玄関口」とも呼ばれる、美しい石造りの街並みが魅力のマーケットタウンです。
村というよりは小さな町に近い規模で、古くから宿場町として栄えた歴史ある場所でもあります。
特に目を引くのが、坂道になっているハイストリート(High Street)。

この通りには、ティールームやアンティークショップ、個人経営のブティック、アートギャラリーなどが立ち並び、ウィンドウショッピングをするだけでも楽しめます。
坂の上から見下ろす街並みは絵葉書のように美しく、写真好きの人にも人気の撮影スポットです。
バーフォードといえば、日本人旅行者にとっても有名な老舗ベーカリー「ハフキンズ(Huffkins)」の本店があることでも知られています。

ここではスコーンやショートブレッド、紅茶など、イギリスの定番スイーツを堪能できるティールームが併設されており、パッケージも可愛いことからお土産探しにもぴったりです
11.カッスルクーム

カッスルクームは、「まるで中世にタイムスリップしたかのような村」で、コッツウォルズでも随一の美しさを誇る村です。
「イングランドで最も美しい村」と称されることもあり、保存状態の良い石造りの家々が静かに佇む光景は、観光地化されすぎていない『本物の田舎の英国』を感じさせてくれます。
村の中心には、小さな石橋と水車がある川が流れており、その周囲を囲む蜂蜜色の建物群が絵画のような風景を作り出しています。

近代的な看板や電線などがないため、まるで数百年前の時代に迷い込んだような感覚が味わえます。
まとめ!
コッツウォルズは、まさに“イギリスの原風景”がぎゅっと詰まったような場所です
蜂蜜色の石造りの家々、絵本のような村の風景、そしてゆったり流れる時間…
観光地としての派手さはないかもしれませんが、だからこそ、心がほどけるような静かな感動があります。
「どの村に行こうか迷う…」という方は、まずはボートン・オン・ザ・ウォーターやバイブリーなど、アクセスしやすく見どころの多い村から訪れてみるのがおすすめです。
のんびりと歩き、カフェに立ち寄り、地元の人と挨拶を交わしたり、そんなシンプルな過ごし方こそ、コッツウォルズの魅力をもっとも味わえる旅のスタイルです。
忙しい日常を忘れて、イギリスの田舎で深呼吸してみませんか?